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HOME日経エレクトロニクスエディターズ・ノート > 将来のウエアラブルや医療・ヘルスケアの姿を一堂に

エディターズ・ノート

将来のウエアラブルや医療・ヘルスケアの姿を一堂に

  • 小谷 卓也=日経エレクトロニクス 兼 デジタルヘルスOnline
  • 2013/10/11 05:00
  • 1/1ページ

 「ウエアラブル」という言葉を最近よく耳にします。先日開催された「CEATEC JAPAN 2013」でも、あちらこちらでこの言葉が使われていました。

 おそらく、ウエアラブルと称される技術の主要なアプリケーションの一つは、医療・ヘルスケアでしょう。例えば、身に着けたウエアラブル端末などで、生体情報を常時モニタリングするという用途です。実際、今年はアクセサリーのように身に着けるだけで活動量や睡眠状態などを計測する端末が続々と登場し、大きな話題を呼びました。スマートウオッチと呼ばれる腕時計型端末を利用した生体情報モニタリング技術も、今後ますます進展していきそうです。

 一方で、これらがウエアラブル技術の完成形かと言われれば、決してそんなことはないはずです。例えば、身に着けていることすら感じさせない端末や、体内に埋め込んで生体情報を直接取り出すような端末は、「真のウエアラブル」により近いものだと言えるでしょう。

 こうした真のウエアラブルを実現し得る技術の一つが、有機デバイス(フレキシブル)技術だと思います。TFTなどをSiではなく有機素材で形成する同技術は、これまで主に電子ペーパーや有機ELなどのフレキシブル・ディスプレイのバックプレーン(背面基板)に向けて開発が進められてきましたが、ここにきて医療・ヘルスケアへの応用を目指す取り組みが目立ってきました。

 例えば、東京大学 工学系研究科 教授の染谷隆夫氏らは2013年7月、有機トランジスタを用いて、単位面積当たりの重さが3g/m2と軽く、厚さが2μmと薄いセンサ・シートの開発を発表しました。「羽毛よりも軽くて柔らかい」(同氏)ため、人体に違和感なく貼り付け、生体情報を継続的に計測できるといいます。同氏は、このようなフレキシブル技術の医療・ヘルスケア応用に向けた情報交換や調査などを進めるため、2013年10月に「フレキシブル医療IT研究会」を発足させ、フレキシブル技術にとっての新市場の創出を目指しています。

 こうした技術は、まだ研究開発の段階ですが、将来の医療・ヘルスケアの姿を大きく変え得るものと言えそうです。そこで日経BP社が2013年10月23~25日にパシフィコ横浜で開催する「ヘルスケアデバイス展 2013」では、主催者企画として、この「羽毛よりも軽くて柔らかい生体センサ」を展示します。他にも、日本大学 工学部の尾股定夫氏が開発する「指を触れるだけで測れる血圧計」なども展示します。

 また、併設セミナーも多数用意しています。基調講演(無料、要事前登録)には、神奈川県知事の黒岩祐治氏や神戸大学大学院 医学研究科特命講師の杉本真樹氏に登場していただきます。

 さらに、個別セミナーとして、デジタルヘルス・ビジネス開発フォーラム「市場創出の突破口は何か」デジタルヘルスAcademy「医療従事者と共に考える、医療機器向けヘルスケアデバイス」なども用意しています。新たな技術で実現する将来の医療・ヘルスケアの姿を感じられるよう準備を進めていますので、ぜひご来場いただければ幸いです。

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