Tech-On!ソフトウエア・サイトで、この1カ月間のアクセスランキングは右表のようになりました。

 ランキング1位は、先月に引き続き、連載コラム「Silicon Valley Insight」の記事で、9月19日に公開されたものです。特別なプラグイン・ソフトウエアを使わないでブラウザだけで動画会議を可能にする技術が、シリコンバレーで開発されつつあるようです。HTML5とJavascriptに対応してさえいれば動画会議ができるとなると、PCとスマホの間で会議できるのは当たり前。記事本文では店舗の商品を見ている人に対して、製品担当者がユーザーに動画会議を持ちかける例が出ています。Webブラウザを備えた冷蔵庫の前でスーパーの店員と動画会議をして食品を購入したり、電子レンジの前でレシピを聞いたりできるようになるかもしれませんね。

 ランキングの2位は、中央大学の竹内 健教授による連載コラム「竹内健のエンジニアが知っておきたいMOT(技術経営)」の記事です。ITやエレクトロニクスの分野ではハードとソフト、サービスが融合することが不可欠なのに、『産官学いずれにおいても、予算権限を持つトップの階層では、いまだにソフト軽視の風潮が抜け切れない。』ようです。記事に対する読者の皆さんからのコメントも

◆『例えば文科省の私立学校向けのICT関連の補助金でさえも、ソフトウェアは補助対象外となっています。』
◆『ソフトを軽視しているから音楽ダウンロード販売も後発だったAppleに持って行かれたし、日本メーカーのスマートフォンは立ち行かなくなったし、電子書籍も永遠に元年のままなわけですが』
◆『コンピュータ関係の仕事をしていますが、ソフト面の弱さは致命的です。OSにしろアプリにしろ独自で独創的な物が日本にはない。』

と、賛同した方が多かったようです。