2013年9月4~23日にTech-On!のテーマサイト「クルマ」で、アクセスランキングの上位に入った記事は、この間にドイツのフランクフルトで開催された展示会「フランクフルトモーターショー 2013(IAA 2013)」関連でした。上位20記事中の9本が同展示会に関するもの。
3位に入った「キャパシタ搭載車、トヨタが出展」は、トヨタ自動車が初披露した「YARIS HYBRID-R」に関する記事。見出しの通り、2次電池の代わりに電気2重層キャパシタを搭載したことが特徴です。後輪駆動に用いるモーター2個と第3のモーター、合計3個のモーターを搭載しています。第3のモーターの役割を『日経エレクトロニクス』の久米記者が解説しています。
この他にも4位に同じくトヨタの「レクサス」ブランドのSUVコンセプト車、9位に日産自動車の「エクストレイル」、10位にホンダの「Civic Tourer」と日本メーカーのヘッドラインが続きました。
ただ、実際の展示会は、2013年11月22日に「東京モーターショー 2013」が開幕することに加え、欧州での展示会だけに欧州勢が元気だったようです。独Daimler社が自動運転車を披露し、同社CEOが2020年までに市場投入できるとの見方を披露。16位に入った独Volkswargen社の「e-Golf」のように、電気自動車(EV)関連の発表も相次ぎました。
展示会の他にも、9月6日にはホンダが新型「フィット」を発売。12位に入った自動車のフロントガラスにカーナビ情報などを投影するパナソニックのHUD(ヘッドアップ・ディスプレイ)も関心を集めています。
10月上旬の「CEATEC」、11月の「東京モーターショー」と、秋にはクルマ関連の新技術が登場する展示会が目白押し。「クルマ」と「エレクトロニクス」の融合によるクルマの未来が関心を呼ぶことは間違いなさそうです。