坂本龍馬も最初から薩長同盟を目指して脱藩をしたわけではありません。自ら様々な場に出かけて行き、多様な人びとと出会い、交流し議論し、さらに行動することで薩長同盟にたどりついたのだと思います。じっとしていては何事も起こらなかったでしょう。

 こういった一連の流れの創造について私は皆さんと一緒に考えていきたいのです。そこでみなさんに提案があります。

 一つの企業内だけでなく、外との接点を持つ縁側としてのささやかな「場」をまずは私から提供させて頂き、こういった問題をみなさんと企業の枠を超えて直接話し合ってみたいと思っています。まずは9月30日に日経BP社の会議室で開催します。

 実験的な試みですが、前向きに議論することで参加者全員がなんらかの進化を得られるような「場」にしたいと考えています。多くの方に賛同して頂き、是非みなさんに参加して頂きたいと思っています。

生島大嗣(いくしま かずし)
アイキットソリューションズ代表
大手電機メーカーで映像機器、液晶表示装置などの研究開発、情報システムに関する企画や開発に取り組み、様々な経験を積んだ後、独立。「成長を目指す企業を応援する」を軸に、グローバル企業から中小・ベンチャー企業まで、成長意欲のある企業にイノベーティブな成長戦略を中心としたコンサルティングを行っている。多数のクライアント企業の新事業創出/新製品企画・開発等の指導やプロジェクトに関わる一方、公的機関等のアドバイザ、コーディネータ、大学講師等を歴任。MBA的な視点ではなく、工学出身の独自視点での分かりやすい言葉で気付きを促す指導に定評がある。経営・技術戦略に関するコンサルティングとともに、講演・セミナー等の講師としても活躍中。
生島ブログ「日々雑感」も連載中。
中国ビジネス書の翻訳出版本である「中国モノマネ工場――世界ブランドを揺さぶる「山寨革命」の衝撃」の監修・解説も担当した。