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HOMEものづくりこれで納得!産業用ネットワーク入門 > 第12回:危険防止のための安全制御に使う安全バス

これで納得!産業用ネットワーク入門

第12回:危険防止のための安全制御に使う安全バス

専用の方式と制御バスと共用の方式が存在

  • 元吉 伸一=NPO法人 日本プロフィバス協会 会長
  • 2013/08/09 00:00
  • 1/5ページ

 工場の中のオートメーション・システムで使用されている産業用ネットワークについて、今までお話をしてきました。工場現場では製品を製造するためにオートメーション・システムがありますが、その他に、危険防止のための安全システム、いわゆるシャットダウン・システムがあります。今回は、安全システムに使用されるネットワークについて説明します。

ハードワイヤ方式に代わる安全バス

 まず、安全システムとは何でしょうか? また、危険防止とは何に対する危険防止なのでしょうか?

 一般に、工場の安全システムは人/装置/環境に対する安全を守るものとされています。具体的には、動くロボットのアームに人がぶつかってケガをする。プレス機械に人が挟まってケガをする。化学反応が暴走して、釜の圧力が急激に増え、反応釜が爆発して、装置が壊れる。または、環境を汚す。以上のようなことを防ぐのが安全システムの目的です。そして多くの場合、危険を防ぐには、事故を起こす危険な要因(リスク)を取り除けばよいわけです。

 例えば、人間がロボットの近くに来ても、ロボットの電源が切れており動かなければ、それほど危険ではないでしょう。また、化学反応が暴走して反応釜の圧力が急激に上昇しても、安全弁が開けば圧力が下がるので、爆発することはないでしょう。

 つまり、「人間がロボットに近づいたら、ロボットの電源を切る」「化学反応が暴走したら、安全弁を開ける」という動作をすれば、危険は防止できるはずです。

 そのため、センサーで状況を監視して、アクチュエータで操作する。つまり、近接スイッチとか、圧力スイッチがONになったら、電源スイッチを切る、または安全弁を開くといった安全制御が行われています。

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