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難加工材に挑む企業が増えています

日経ものづくり編集長から

荻原 博之=日経ものづくり
2013/08/02 00:00
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 読者の皆様からご好評いただいている日経ものづくりのコラムの1つに、アンケート調査「数字で見る現場」があります。技術にかかわる旬のテーマについて技術者の方の生の声を拾うこの調査は、日経ものづくりならではといえます。

 そんな「数字で見る現場」の2013年8月号のテーマは、「新材料への期待」。日本の製造業の多くが付加価値の高いものづくりを志向する中で、材料技術にはどんな期待が寄せられているのかをお聞きしました。詳しくは本誌をご覧いただきたいのですが、なんと、ご回答いただいた437人のうち95%超の方が「製品の競争力を高めるために新材料の採用が有効」とお考えだったのです。新材料は革新的な機能をもたらすなど、製品の価値を劇的に高めるポテンシャルを持ちます。日本のお家芸である材料技術が今後ますます重要になりそうです。

 その一方で、新材料には往々にして弱点があります。高強度や高硬度、高耐熱性といった飛び抜けた性能は製品の高い付加価値をもたらす半面、加工を難しくします。実は、巷では、そんな難加工材に果敢に挑む企業がじわじわと増えてきました。「数字で見る現場」で明らかにした通り、付加価値の高いものづくりを実現するために他なりません。

 本号の特集1「難加工材に挑む」では、そんな果敢な企業9社を取り上げました。彼らが扱う難加工材は、炭化ケイ素やジルコニアをはじめとするセラミックス、超硬合金やチタン合金などの金属、炭素繊維強化樹脂に代表される複合材料、柔らかいゴムやガラスのように硬い樹脂などなど。特集1では、これら難加工材をいかに実用レベルで加工するか、そのノウハウに迫りました。

 ガラリと変わって、特集2は「魅せた!3Dプリンタ 使った!3Dプリンタ」です。2部構成の前半「魅せた!編」では、2013年6月末に開催された展示会「設計・製造ソリューション展」で来場者の注目を集めた3Dプリンタにフォーカスし、そのトレンドを分析しました。続く後半「使った!編」では、3Dプリンタに精通する本誌の中山記者が実際に3Dプリンタを操作してみました。

 販売代理店の武藤工業さんにご協力いただき、米3D Systems社が2013年6月に発売したばかりの「CubeX」を編集部にお借りし、梱包を解くところから装置のセッティング、3Dデータの準備、実際の造形プロセスと、一通り体験しました。「CubeX」は、価格が40万~50万円と決して安くないものの注文が殺到しているという人気機種。これで、どのようなことが、どれほどの手間でできるのか、ご購入を検討している部署などには必読の内容となっています。

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