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エディターズ・ノート

シェール革命は1人の男のイノベーションから始まった

  • 高田 憲一=日経ものづくり
  • 2013/08/01 00:00
  • 1/2ページ

 2013年7月27日付の日本経済新聞電子版は、ニューヨーク発の記事として1人の男性の訃報を伝えています。その男性とは米国人ジョージ・ミッチェル氏のこと。「『シェール革命』の立役者、ミッチェル氏が死去」 と題した記事は、同氏が老衰のために94歳で亡くなったこと、同氏が頁岩(けつがん=シェール)層から天然ガスや石油を効率よく取り出す「水圧破砕法(フラッキング)」を確立したこと、などを短く伝えています。

 水圧破砕法とはシェールガス/オイルの採掘に必要な主要技術で、砂(プロパント)と少量の化学物質を加えた大量の水を、地上から高圧で流し込み、天然ガスや石油を保持している頁岩に微小な割れ目を作る手法です。水に含まれる砂は、頁岩の割れ目に入り込んで割れ目がつぶれるのを防ぎます。すると、割れ目から安定的に天然ガスや石油が出てくるわけです。化学物質は、土を軟らかくしたり水の粘度を上げたりするためといわれていますが、採掘企業のノウハウの中核なので何を入れているかは、ほとんど明らかにされていません。

 頁岩の破壊のメカニズムを見れば想像できますが、水圧破砕法は相当に精緻な技術です。頁岩の割れ方や割れ目の保持などをうまく制御でなければ、効率的な採掘はできません。しかも自然が相手なので、頁岩の性質や分布する深さなどで個別の調整が必要になりそうです。

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