街中を走り抜けていく、黄色とオレンジの何台もの自転車。見ると、地下鉄の駅や商用施設の近くには、自転車が整然と並べて止められている――。これは台湾・台北市街で見かけた光景で、「Ubike 微笑單車」として親しまれている、自転車シェアリングサービスである(写真1)。台北市と台湾の自転車メーカーであるGIANTが2009年に始めたサービスだ。いまや、自転車を止めてあるステーションは、駅前、公園、学校を中心に約70カ所に達している。

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