連載主旨
ハイブリッド車(HEV)初代「プリウス」のハイブリッドシステム開発リーダーを務め、その後2003年の2代目プリウスに搭載した「THSII」などハイブリッドシステム全般の開発を手がけた八重樫武久氏(現コーディア代表取締役)が、ハイブリッド車および次世代環境車を展望する。月1回更新する予定。
八重樫武久(やえがしたけひさ)
コーディア 代表取締役 シニアコンサルタント
1969年にトヨタ自動車に入社後、クリーンエンジンの研究開発に従事、1989年からクリーンエンジン全般の開発統括リーダーを務める。1996年、初代「プリウス」搭載ハイブリッドシステム開発リーダーの指名を受け、プリウス搭載の「THS」の量産開発をリード。1999年ハイブリッド開発統括としてトヨタ自動車の理事に就任。2003年プリウス搭載の「THSII」などハイブリッドシステム全般の開発に従事。2005年11月、トヨタテクニカルディベロップメント(TTDC)の技監に就任。2008年11月自動車環境技術コンサルタントとしてコーディアを設立。