「日本は課題先進国。課題解決先進国になれば躍進できる」。東京大学の前総長で三菱総合研究所理事長の小宮山宏氏は、以前からこう主張している(例えば、日経ビジネスオンラインの「“課題先進国”はチャンスが満載」)。資源・食糧の不足やインフラ老朽化、高齢化といった社会的課題の解決が、すなわち新産業の創出につながるという意味だ。「ソーシャル・デバイス」は、社会的課題の解決を通して、産業界にビジネス・チャンスをもたらす可能性がある。
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