これからビッグデータで成功するには、単にデータを大量に集めるだけでなく、そのデータをお金に結びつける=マネタイズの方法を考え出さなければならない。うまく良いマネタイズの方法を作り出した企業が、次の時代の覇者になる。そして、先進国の第三次産業革命を先導し、「次の繁栄」を切り開くに違いない。
その一翼を日本の技術者が担ってほしい、「世界をよくするために自分も皆と一緒に頑張る」という志を持ってほしい、と著者は希望し、次の言葉で本書を結んでいる。
これはビッグデータだけの話ではありません。これから世界で頑張
ろうという日本の企業や開発者やアントレプレナー(起業家)は、
ぜひ、こうした「志」を持って頑張っていただきたい、日本の力を
もって世界を良くしてほしい、と切に願っています。
浅沼ヒロシ(あさぬま・ひろし)
ブック・レビュアー。
1957年北海道生まれ。
日経ビジネス本誌、日経ビジネスオンライン連動企画「超ビジネス書レビュー」(2011年9月終了)のほか、「宝島」誌にも連載歴あり。
ブログ「晴読雨読日記」、メルマガ「ココロにしみる読書ノート」の発行人。
著書に『泣いて 笑って ホッとして…』がある。
ツイッターアカウント:http://twitter.com/syohyou