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エディターズ・ノート

日本の若者が世界の研究チームに勝てたワケ

  • 池松 由香=日経ものづくり
  • 2013/06/27 06:00
  • 1/3ページ
(図)合成クモ糸「QMONOS」で作ったドレス
(図)合成クモ糸「QMONOS」で作ったドレス
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 スパイバー(本社山形県鶴岡市)という慶応大学発のベンチャー企業が2013年5月下旬、1枚のドレスを東京・六本木の商業施設に展示して世界中を驚かせました(図)。コバルトブルーに光り輝くこのドレス、実は人工的に合成したクモ糸でできています。合成クモ糸の量産化に向けた研究は1990年代以降、世界中の研究チームが躍起になって進めてきました。そんな中、設立6年目の日本の企業が横から割り込んできて(失礼!)、いきなり量産化に向けた基礎技術を確立してしまったのです。しかも、スパイバーの創業者は、1983年と1984年生まれの“アラサー”たち。一体なぜ、日本の若者たちがこうした偉業を成し遂げられたのでしょうか。そこには、いかにも「日本らしい」理由がありました。

 同社代表取締役社長の関山和秀氏に電話で取材をしたのは、今からちょうど2週間前のことです。同氏にお聞きしたかったことはたくさんありましたが、個人的に最も興味を持っていたのが前述の質問。「またとない機会!」とばかりに、ご本人にぶつけてみました。「これまで世界中の誰も達成できなかったのに、どうして関山さんたちは達成できたのですか?」(改めて書くと、あまりに素朴な疑問で恥ずかしいですが…)。すると、こんな答えが返ってきました。

 「海外の多くの研究チームが分業化を進めてきましたが、僕たちはそうしませんでした。分業は効率が悪いですから」

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