スタックした戦車を無事回収。回収車(写真右)に牽引されて引っ込んでいきました
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響き渡る榴弾砲の砲撃

 次いで、99式自走榴弾砲も出張ってきました。回収作業を援護するため、榴弾砲で砲撃するというシナリオです。「大きな音がしますので小さいお子さんの耳をふさぐなどご注意ください」という趣旨のアナウンスの後、「5秒前、3、2、1」という号令が。直後に砲身を上空に向けた155mm榴弾砲4台の砲身から煙が上がったかと思うと、一瞬遅れて「ドーン」と鈍い音が演習場に響きます(くどいですがもちろん空砲)。敵陣前面に煙幕も張りつつ、回収作業を進めます。回収車が90式戦車を牽引していく間に、再び榴弾砲がドーン!

99式自走榴弾砲による砲撃
4台が一斉に撃つ。耳栓するほどではないけれど、ビリビリと空気が響くのが分かる。
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進撃する味方軍の戦車たち
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 その後、煙幕を突いて敵軍が進行してきますが、これを味方軍の戦車が迎え撃ちます。さらにヘリ(UH-1)が自軍上空に飛来し、レンジャーがラペリング(ヘリから降ろされたロープを伝って滑り降りること)。続いて、89式装甲戦闘車が見学席に正面あたりにやってきたかと思うと後部ハッチが開いて歩兵がバラバラと走り出てきました。歩兵を展開した後、味方軍の戦車などが一気に進行し敵軍制圧です。作戦は無事成功しました。これにて一件落着、めでたしめでたし。

* 写真を撮るのに忙しくて戦況のアナウンスが十分聞けていなかったため、模擬戦シナリオの細かなところは間違ってるかもしれません。何卒ご容赦を。

ヘリから降下する(たぶん)レンジャー部隊
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装甲戦闘車の後方ハッチからはバラバラと歩兵が
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無事に敵を制圧。めでたしめでたし
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コンビニもあります

厚生棟の中にあったコンビニエンスストア
手前左に並んでいるのは、自衛隊特性のお菓子や食べ物。奥の方に迷彩グッズが。
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コンビニに並んでいたミリメシ。お土産にぴったり
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 さて、この日の取材スケジュールは結構てんこ盛りで、模擬戦の後は指揮所訓練支援システム(CTS)の見学やUH-1ヘリの搭乗、装備品の見学などが待っています。が、その前に一休み。ということで、厚生棟にお邪魔すると、大手チェーンのコンビニエンスストアがありました。街中にあるものと何ら変わりありません…と思いきや、よく見ると違ってました。自衛隊名物「撃カレー」(レトルトカレー)とか、「ミリメシ」とかお土産用の特製お菓子なんかが、ずらりと棚に並んでいます。そして、店の奥には迷彩グッズのコーナーも。ただし、それ以外は普通のコンビニです。昼食とおぼしきお弁当を買っている隊員の方もちらほら見かけました。

 迷彩グッズにちょっと購買意欲をそそられましたが、「今度『りっくんランド』(朝霞駐屯地に隣接する陸自の広報センター)に行って買おう」と、思いとどまりました。この後、記者陣は食堂でお弁当の昼食。この日は予行のために隊員の昼食は全てお弁当となっており食堂はお休み。記者もこれに準じました。そして、午後のプログラムへ。…が、また長くなったので、続きは(下)に。引っ張ってすみません。

いや-、無事終わった終わった
模擬戦を終えた直後の演習場脇。でも本番は2日後です。
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■変更履歴
記事掲載当初、2p目の本文中および上から5枚目の写真のキャプションを「偵察警戒車」としていましたが、正しくは「装甲戦闘車」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2013/06/13 13:00]