• BPnet
  • ビジネス
  • PC
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
EDA・ソフトウエア 強いLSIやボードを設計するための
 

Googleは分水嶺を迎えている?

中島 募=日経エレクトロニクス
2013/06/12 05:00
1/1ページ

 Linuxを使って大規模な検索システムを構築している、一風変わったベンチャー企業がある――。私が米Google社の存在を知ったのは1999年ごろだったと思います。当時はYahooを筆頭にAltavistaやLycos、Exite、Infoseek、Gooといった、いろいろな検索サービスが乱立していたこともあって、それほど気にも留めていませんでした。

 しかし、それから少し後に「Googleの検索精度が凄い」という話を聞き、どんなものかと実際にアクセスしてみました。GoogleのWebサイトを初めて見たときの驚きを、今でも覚えています。Webブラウザーの画面に表示されるのは検索ボックスだけ。他の検索サービスが「ポータルサイト」を目指して、画面内に多くの情報を詰め込むことを競い合っていたのとはあまりに対照的でした。「どうやって収益を得るのだろう」と思いつつ、Webブラウザー起動時に表示するWebサイトをGoogleに設定したのを記憶しています。

 その後、Google社の検索連動による広告ビジネスはインターネットの世界を席巻しました。同社は検索連動の広告ビジネスを礎として、「Gmail」や「Google Calendar」、「Google Maps」、「Google Docs」、そして「Android」といったサービスやソフトウエアを次々と生み出し、IT業界を代表する企業へと瞬く間に成長しました。私自身、Googleのサービスにどっぷり浸かっている状態です。「1社のサービスにここまで依存していいのか」と考えて他のサービスも試してみるのですが、結局またGoogleに戻ることを繰り返しています。

 Google社は創業以来、誰もやらないこと、もしくは後追いするにしても段違いにユニークなものを提供することで、インターネットの世界をリードしてきました。しかし近年、こうした企業スタイルが少しずつ変化しているように感じます。

 例えば、「Google+」はFacebookの後追いとも言えるSNSサービスですが、機能や使い勝手はFacebookのそれと大きな違いはありません。「投稿写真の補正機能」や「チャット機能」などの強化、といった流れもFacebookとほとんど同じです。また、2013年5月に発表した定額音楽配信サービスも、米Apple社や米Amazon.com社に先行したとはいえ、それほど目新しいものではありません。英Spotify社や米Rdio社などが、既に似たようなサービスを提供しているからです。

 具体的なビジネスモデルが見えているサービスやソフトウエアに注力して「安定成長」を目指すか、それともリスク覚悟で「Google Glass」のような突き抜けた「イノベーション(技術革新)」を続けるか。Google社は今、分水嶺を迎えているのかもしれません。前者を望むステークホルダーは多いと思いますが、新しもの好きな記者としては後者のスタイルで突き進んでくれることを願っています。

 日経エレクトロニクスの6月10日号の解説「技術先行から収益重視、垣間見えた戦略転換」では、2013年5月に開催された「Google I/O 2013」から見えたGoogle社の変化について分析しました。ご興味を抱かれた方はぜひご一読いただければ幸いです。

【技術者塾】(2/23開催)
シグナル/パワーインテグリティーとEMC

〜高周波・低電圧設計に向けたノイズの課題と対策〜


本講座では、設計事例を基に、ノイズ対策がなぜ必要なのかを分かりやすく解説します。その上で、シグナルインテグリティー(SI)、パワーインテグリティー(PI)、EMCの基礎知識ならびにそれらがノイズ課題の解決にどのように関係しているかを、これまでの知見や経験に基づいた具体例を踏まえつつ解説を行います。 詳細は、こちら
日程 : 2016年2月23日
会場 : 化学会館
主催 : 日経エレクトロニクス
印刷用ページ
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾
  • スポーツイノベイターズオンライン

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング