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西戸雄太と考える「響く商品開発、ヒットの要諦」

“他社にない利点”が四つも? それはダメです

テレビを上回る笑いをWebで――「ボケて」(第3回)

  • 西戸 雄太=日本テクノロジーベンチャーパートナーズ アソシエイト
  • 2013/07/04 00:00
  • 1/7ページ

 これまで2回に渡って、4カ月で100万件のインストール数を突破した、スマートフォン(スマホ)向けアプリケーション・ソフトウエア(アプリ)「ボケて」の開発プロセスを分析してきました。オモロキというベンチャー企業が運営している「写真のお題と、それにつけられたボケの言葉を楽しむWebサービス」です。(前々回のコラム「100万ユーザー突破! アプリを支えた開発者の『愛』」、前回のコラム「少しでも迷ったら、新しい機能は追加するな」)

 その分析から見えてきたヒットの要諦は、四つありました。

■ボケての「ヒットの要諦」
その1:
「愛する」ことができる企画を考え、
わかりやすく明確な目標を持って運営する!
その2:
当初の目標の軸をぶらさず、
地道にユーザー目線のサービスを継続せよ!
その3:
社内外の優秀なエース級人材と組んでチームを作り、
成果をしっかり配分すべし!
その4:
製品やサービスの機能は、迷ったら削るべし!

 今回は、アプリ版ボケての開発でプロジェクト・リーダーを務めたハロの取締役で、オモロキの取締役兼CSO(最高戦略責任者)でもある伊勢修氏へのインタビューをお届けします。これまでに紹介していない内容も含め、なかなか示唆に富む言葉が多いインタビューでした。(以下、聞き手は筆者)

――そもそも、パソコン版の「ボケて」は、どんな経緯で開発されたのでしょうか。

伊勢 オモロキの鎌田(武俊氏、同社の創業者で代表)と私は前に同じテレビ局で働いていました。新卒採用の同期だったんです。

 ボケては、その鎌田がパソコン向けのWebサービスとして立ち上げました。テレビ局を退職した後で、オモロキを創業した時にテレビ番組を上回る「笑い」をインターネットで提供しようと考えて作ったサービスです。鎌田は、テレビを越えないと退職した意味がないという思いを持っていたようです。

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