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戦車90台が行進、榴弾砲ドーン---見て参りました陸自唯一の機甲師団(上)

吉田 勝=日経ものづくり
2013/06/06 05:00
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 「戦車なんかの防衛装備品を造っているメーカーの取材に興味ある?よかったら1度広報室に来ます?」

 10年来の飲み友達である陸上自衛隊の自衛官にこう聞かれたのは、正月気分も抜けた2013年1月半ばでした。何でも、陸幕広報室が自ら音頭をとって、防衛産業の取材をアレンジすることを考えているというのです。防衛装備品のメーカーへの取材なんてそうそうできません。あまり情報も出ていませんし、メーカーに直接申し込んでも、お客さんである自衛隊・防衛省の許可がなくては、まず取材は不可能でしょう。そんな機会を逃す手はない。

 「もちろん、ありますよ!」と、2つ返事で先輩のK記者とともに初めて陸幕広報室に伺ったのが同月末。広報室長から"なぜ陸自の広報室が防衛産業の取材に力を入れ始めているか"などについて一通りレクチャを受けました。しかし、その時点では取材を受け入れてくれる企業は決まっていませんでした。「取材できるようになったらぜひ声をかけてください」とお願いしてその日が来るのを待つこと4カ月。その間、陸上自衛隊富士学校の取材ツアーなどもお誘いいただいたのですが、我々が取材したいのはあくまで「ものづくり」。初めてのことにメーカー側もおよび腰になって少々難航しているようでした(個人的には富士学校も行ってみたかったのですが…)。

整列して待つ第7師団
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 ですが、5月末についにその機会が訪れました。砲身や砲塔を製造している日本製鋼所の室蘭製作所と、東千歳駐屯地の第7師団の取材をセットにした1泊2日の取材ツアー(陸自では研修と呼んでいる)が実現したのです。初日は日本製鋼所を、2日目は同師団の創立記念行事の予行、並びに装備品や同駐屯地の施設について取材するというものです。日本製鋼所の取材内容はTech-On!関連記事12をご覧いただくとして、ここでは2日目の第7師団の取材(?)結果をお届けしようと思います。えっと、ものづくりとは直接関係しません。

* 「空飛ぶ広報室」ならぬ「地を這う広報室」こと陸幕広報室の室長によると、例年創立記念行事に記者を招いているが、東京から参加するのは1、2人とのこと。それが今年は20数人が参加していました。我々に限らず、やはり他の媒体もメーカーを取材できるというのが魅力だったようです。

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