• BPnet
  • ビジネス
  • PC
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

HOMEものづくりものづくりエディターズ・ルーム@白金 > 「サムスン競争力の研究」新連載開始しました

ものづくりエディターズ・ルーム@白金

「サムスン競争力の研究」新連載開始しました

  • 木崎 健太郎=日経ものづくり
  • 2013/05/07 06:00
  • 1/1ページ
[クリックすると拡大した画像が開きます]

 元Samsung Electronics社常務の吉川良三氏による新連載「日本メーカーのものづくりを再考するための サムスン競争力の研究」を2013年4月号から開始しました。驚異的な成長を遂げて日本メーカーをしのぐようになった同社について、その強みと弱みを「競争力」の観点から分析するとともに、日本メーカーの採るべき道を考えていこう、という連載です。

 企画段階において編集部内や、吉川氏との間で議論になったのが、「サムスンのことを書くのか、日本のことを書くのか」。連載のタイトルに「サムスン」の文字があるのになぜ日本の話になるのか、と思われるかもしれません。もう少しはっきり言うと「サムスンについて考える(研究する)のが目的」なのか、「目的は日本について考えることであり、サムスンの研究は手段」なのか、ということです。

 この結論は、完全に0か1かでは表現しにくいところもあるのですが、基本的な立ち位置はぜひ連載第1回(関連URL)をお読みいただいた上で判断していただければ幸いです。と申し上げるだけではなんですので、ここでは連載タイトルとして「サムスン流ものづくり」という案はボツになった、ということを申し上げたいと思います。

 吉川氏は、日本を外側から見た経験からだと思いますが、日本メーカー自身が気づいていないと思われる弱点を幾つも指摘されます。しかし、サムスンがベストだと考えているわけではなく、同社の長所ばかりを語るわけでもありません。「サムスン流」と言ってしまうと「何かの家元のような印象を与えて、サムソンのやり方を絶対化して扱うことになってしまう。それは避けたい」(吉川氏)とのことでした。

 同氏のものづくりに関する見解は、かなり“通説”とは異なるところがあります。「サムスンが勝った理由は価格競争力ではなく、ユーザーにワクワク感を与えることに成功したため」「世界各国のニーズをきめ細かく捉えたのがサムスン。日本は世界中で同じものを造ろうとしている」「ウォン安でサムスンは困っていた」「日本企業の体質はトップダウンであり、サムスンの方がよほどボトムアップ」といった独自の見解が、今後の連載でお読みいただけるのではないかと思います。一方で「日本に空洞化は発生するはずがない」「日本が負けたのは“もの”であって“つくり”ではない」「韓国、中国ではイノベーションは起き得ない」とも。

 サムスンにこれだけやられているのになぜ「空洞化は発生しない」のでしょうか。その答えも今後の連載に出てくると思います。

【技術者塾】(5/20開催)
5割ダウンを体感する!設計/製造/調達の新コスト改革



負担は少なく、明日からでも実践できる低コスト手法を、多くの演習を交えながら企業への導入実績が豊富な設計コンサルタントが指導します。また、コストバランス法を使って、韓国の大手メーカーが徹底的にコスト分析した日本製品の弱点についても解説します。詳細は、こちら
日程 : 2016年5月20日
会場 : リファレンス大博多貸会議室
主催 : 日経ものづくり

おすすめ