• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

HOMEエレクトロニクス電子デバイスJTNインタビュー > 亀田 登信氏(キングジム 執行役員 開発本部副本部長)<上>

JTNインタビュー

亀田 登信氏(キングジム 執行役員 開発本部副本部長)<上>

たくさんの機能を詰め込むだけが、造り込みではない

  • 荻原 博之=日経ものづくり
  • 2013/05/08 00:00
  • 1/2ページ

 デジタルメモ「ポメラ」や、インターバルレコーダー「レコロ」といったヒット商品を立て続けに開発した事務用品メーカーのキングジム。ユニークな商品で新市場を切り拓く同社の開発部隊で陣頭指揮を執る人物が亀田登信氏だ。1985年の入社以来、一貫して開発畑を歩き続けた同氏が、ヒット商品を生み出す開発現場の舞台裏を日経ものづくりに語った。そのインタビューを2回にわたって紹介する。(聞き手は日経ものづくり編集長 荻原 博之)

かめだ・たかのぶ 1963年1月東京生まれ。1985年3月明治大学法学部卒業。同年4月キングジム入社、5月商品開発部に配属。1986年同社で電子文具開発プロジェクト「Eプロジェクト」が発足し、プロジェクトメンバーとして「テプラ」の開発を担当。2007年6月電子文具開発部部長、2011年6月執行役員開発本部副本部長に就任、現在に至る。(写真:栗原 克己)

 おかげさまで、2008年11月に発売したデジタルメモ「ポメラ」が大ヒットしました。キャッチフレーズは「いつでもどこでもすぐ『メモる』」。電源を入れるとたった2秒で起動しますから、会議中でも移動中でも、はたまた外出先でも大事なことや思い付いたことをすぐにメモできます。

 そんなポメラを、私は開発部門の責任者という立場で世の中に送り出しました。最近、つくづく思うんです。ポメラが「(キングジムにおける)1つの解」ではないか、と。

市場は狭くても100%の満足を

 キングジムはファイルの会社というイメージが強いと思いますが、意外にも、創業者の宮本英太郎はいわゆる町の発明家だったんです。そのためか、宮本は「人の物マネをするな」と、すごくオリジナリティーを大切にしました。実は、この創業者のDNAが「キングファイル」に始まり、ラベルライターの「テプラ」やポメラなど、当社の多くの製品に脈々と受け継がれています。

 ポメラでいえば、「あり得ない」というくらい機能を絞り込んだ点。だって、これだけネットやメールが浸透している時代に、ポメラではそれらを一切排除しました。できるのは文字入力だけ。ですから、さすがに役員会議を通すのは大変でした。

【技術者塾】(8/29開催)
技術とビジネスモデルの比較で描く、世界の半導体メーカー実力マップ

~欧米、アジア企業の実力値、日の丸半導体の強み・弱み、そして未来像を探る~


世界の半導体業界を技術の視点で俯瞰し、半導体メーカーの実力値を紹介します。その上で、日系半導体メーカーの強みの技術を示します。半導体関連企業が事業戦略を立てる上で欠かせない、半導体メーカーの技術力の将来展望を描きます。 詳細は、こちら
日程 : 2016年8月29日
会場 : Learning Square新橋
主催 : 日経エレクトロニクス

おすすめ ↓スクロールすると、関連記事が読めます↓