Tech-On!のテーマ・サイト「電子部品」では、 米Apple社、韓国Samsung Electronics社、シャープに関する記事に注目が集まった。この1カ月(3月9~4月8日)で最も読まれたのは「Apple神話の崩壊」。株価を下げたApple社が回復を狙って打つ手、それによるエレクトロニクス業界への影響、Apple社が存在感を失った場合の影響をまとめた記事だ。
次に読まれたのは、「シャープへの出資でSamsung社がほしいもの」である。Samsung社によるシャープへの出資の意図を探った。シャープは、これから正念場を迎えるという厳しい見方に基づいている。6位に「決定を4度延ばしたITC、軍配はAppleかSamsungか(1)」が入った。Apple社とSamsung社の特許係争を深く分析している。
冒頭で挙げた話題の3社のうち、シャープは新技術に関する記事でも上位につけた。5位の「感度8倍のタッチ・パネル、実現技術をシャープが解説」では、画面サイズが大きくなっても感度を維持できるようにした技術を解説している。7位の「『監視カメラ市場は年11%で成長へ』、シャープが近赤外光対応CCDに注力する理由」は、今後の成長分野とみられる監視カメラ向けで、同社がCCDセンサを近赤外光対応とする理由に着目した。シャープは、医療、生体認証、FA分野などへも近赤外光対応CCDセンサを展開する意向だ。
分野別では、やはりセンサへの関心が高い。前述したシャープのCCDセンサに加え、8位の「『G-SHOCKに採用されました』、アルプス電気の新型地磁気センサ」、9位の「急成長する中国スマホ市場に照準、モーション・センサの市場開拓戦略」がトップ10に入った。10~12位には、「村田 恒夫氏(村田製作所 代表取締役 社長)<上/下> 」「村田製作所が控訴審も敗訴、2098万ドル賠償の一審判決維持」と、村田製作所の記事だった。
本文中で紹介した記事の順位が右表のものと違っていたのを修正しました。 [2013/04/12 11:40]