電子部品 受動部品からモジュールまで電子部品の総合情報
 

決定を4度延ばしたITC、軍配はAppleかSamsungか(2)

植木 正雄=スターパテントLLP代表パートナー
2013/04/09 00:00
印刷用ページ

・ 前回より続く

2年越しの794調査、いよいよ大詰めに

 ITC 794調査は、2011年6月末のSamsung社による提訴に基づき、8月1日にITCが正式に調査に乗り出したもの。それ以来、当事者のみならず、政府当局、ICT業界関係企業から広く意見を募りつつ、審理を進めてきた。まずは、その経緯を手短にまとめておこう。

■2011年8月1日、調査開始。この調査は、6月28日にSamsung社が同社の5件の米国特許(7,706,348/7,486,644/6,771,980/6,879,843/7,450,114)をApple社の製品「iPhone」「iPod Touch」「iPad」が侵害している、として1930年関税法337条違反(特許権侵害品の米国への輸入、販売)でITCに提訴したことを受けたもの。ITCは、8月4日付けで調査完了予定日を16カ月後の2012年12月3日に設定した。

■2012年6月4日~15日、聴聞会開催。

■2012年9月14日、ITCの行政法判事(Edward J. Gildea氏)は、Apple社による337条違反は無かったとの仮決定。ここで判事は、348特許、644特許、980特許の3件について特許は有効であるが非侵害、114特許については特許無効であるとともに非侵害であると判示した。なお843特許については、2012年6月4日の時点で調査から取り下げた。

■2012年10月1日、Samsung社およびITCスタッフが9月14日の仮決定の見直しを申請。Apple社も条件付き見直し申し立てを行った。

■2012年11月19日、ITCは9月14日の仮決定を全面的に見直すことを決定。その通知において、ITCは、特許技術解釈、FRAND特許問題、救済措置の公益への影響などについて、両当事者、ITCスタッフ、政府当局、その他利害関係者から意見を求めることとした。

■2012年11月30日~12月10日、ITCによる意見書提出要請に対して、当事者であるSamsung社、Apple社およびITCスタッフに加えて、次の企業・団体が意見書を提出。カナダResearch In Motion社(現BlackBerry社)、米Innovation Alliance、米BSA | The Software Alliance、スウェーデンEricsson社、米Association for Competitive Technology、米Qualcomm社、米Intel社、米Hewlett-Packard社、米Sprint Spectrum社、米GTW Associates社、米Motorola Mobility社である(以上提出順)。

ここから先は日経テクノロジーオンライン会員の方のみ、お読みいただけます。
・会員登録済みの方は、左下の「ログイン」ボタンをクリックしてログイン完了後にご参照ください。
・会員登録がお済みでない方は、右下の会員登録ボタンをクリックして、会員登録を完了させてからご参照ください。会員登録は無料です。

【9月15日(火)開催】触るインタフェース(応用編)
~ウエアラブルと身体性から読み解く次世代インタフェース~


ウエアラブルデバイスで触覚情報を利用するための基礎と最新技術や、全身触覚と身体性に着目した新しい触覚インタフェースの新潮流について解説する。この分野に精通する3人の講師が、様々な研究開発例とその実装方法を紹介する。詳細は、こちら
会場:BIZ新宿 (東京・西新宿)

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング