Tech-On!読者の皆様に御報告です。私、蓬田は日経エレクトロニクスを離れ、4月1日から日本経済新聞社 産業部に出向します。読者の皆様、取材先の皆様には、これまで大変お世話になりました。この場を借りまして、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 日経エレクトロニクスに配属されたのは1997年4月。ちょうどNEのメール配信サービス「NEWS」が立ち上がった頃で、新人記者だった私はひたすらニュース記事執筆に取り組みました。あれから16年。Tech-On!というWebサイトが誕生し、日経エレクトロニクスDigitalというデジタル版のサービスが動き出すなど、日経エレクトロニクスというメディアも、だいぶ変わってまいりました。

 繰り返しになりますが、入社以来、取材先の皆様に本当に助けていただきました。半導体製品のデータシートの見方から、様々な専門用語の意味、あるいは業界の慣例など、わからないことだらけでしたが、業界の皆様にすべて教わりながら、ここまで仕事を続けることができました。今後、皆様に少しでも、御恩返しができたらと思っております。

 最近は、国内のエレクトロニクス業界も業績が厳しい企業が多くなり、特に家電メーカーは厳しい局面を迎えております。我々はTech-On!を中心に、こうした企業の技術者の皆様をバックアップするプロジェクト「Japan Technology Next」を立ち上げており、「NEジャパン・ワイヤレス・テクノロジー・アワード」など、いくつかの企画が始まっております。このプロジェクトは、今後さらに内容を充実させて、皆様のお役にたてるような企画を進めてまいります。

 私は今後、日経産業新聞や日本経済新聞において、企業動向を追いかけていく予定です。新聞の取材活動を進めながら、いずれパワーアップして皆様のもとに戻ってこれたらと思っております。展示会の会場や、取材の現場などで、またお世話になることもあるかと思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。

 最後になりましたが、今後も日経エレクトロニクスは皆様を刺激するような面白い記事を掲載してまいります。NEを、なにとぞよろしくお願いいたします。