エネルギー
 

EVは「働くママ」の足になれるか、さいたま市の挑戦

菊池 珠夫=日経BPクリーンテック研究所
2013/03/27 00:00
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 電気自動車(EV)の普及施策「E-KIZUNA Project」を推進するさいたま市が、2013年2月、働きながら子育てをする母親を対象にしたEVの実証事業を開始した。イオンリテール、パーク24、NTT東日本(東日本電信電話)、ホンダと連携し、子育て層がEVを活用するうえでの問題点を明らかにする。EVの普及を促進する「官民連携によるEV生活向上実証事業」である。

 モニターを一般から募集し、市内の保育園に子供を預けて働く母親を選出した。実証事業の実施期間は2013年2月4日~3月末までの約2カ月の予定である。

日中はカーシェアリングに活用

図1 母親が働いている間に、イオン北浦和店の屋上で電気自動車(EV)が充電される
日中は、社会福祉法人さいたま市社会福祉協議会とカーシェアリングしているが、午後3時にはイオン駐車場に戻すことになっている。母親が仕事を終えて北浦和に帰ってくる時には、ある程度充電されて待機しているため、帰宅には支障がない
[画像のクリックで拡大表示]

 今回の実証事業には、さいたま市内在住の3名がモニターとして参加している。市から提供されたEVを使用してJR東日本・北浦和駅まで移動し、そこから電車で都心へ通勤する。いわゆる「パーク&ライド」だ。

 これまでは自転車を利用していた母親にとって、EVであれば保育園への子供の送迎や買い物などで便利に移動できる。重たい荷物も楽に運べて、時間の節約にもなる。都心で働いている間、EVはイオン北浦和店の駐車場で充電できる(図1)。

 イオン北浦和店は、北浦和駅から歩いて5分ほどのところにあり、帰りに買物するのにも便利である。モニターは無償でEVの提供を受け、イオンでの充電にも金銭的な負担は発生しない。

 EVはモニターの通勤時間とは重ならない日中に、カーシェアリングで利用される。社会福祉法人のさいたま市社会福祉協議会が業務で使用する。モニターの帰宅時に電池の残量があるように、午後3時以降はEVを使用しない約束になっている。モニターにとっては、行政が使用していることに加え、帰宅時には必ず駐車されているという「安心感」がある。

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