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設計力強化のための“もの・ことづくり”プラットフォーム「P3LM」 

第14回:「これからのPLM」構築に対する「システム選択の考え方」(前)

  • 坂井 佐千穂=SCSK 製造エンジニアリング事業本部 営業推進部 シニアコンサルタント
  • 2013/03/25 00:00
  • 1/5ページ

 前回の「これからのPLM」のコンセプトの展開方法に続いて、「システム選択の考え方」を2回に分けて述べる。今回はその「手順」について、特にその前半となる「対象範囲と業務要件の定義のしかた」を紹介し、次号で後半に当たる「業務要件とシステム要件のマッチング」について解説する。

システム選択の考え方と手順

 PLMを新規に立ち上げる場合はもちろん、既存PLMの再構築やこれを進化させるなどの場合であっても、本連載第13回で述べたように、まず「これからのPLM」のコンセプト視点で先を見据えて、企業として目指す姿(=戦略的なビジョン)を描いていく必要がある。そして、それを実現する全体計画を策定し、その上で取り掛かる範囲・位置付けを明確にして着実に進めることが重要なのだ。そうでないと、いつまでも小手先の“つぎはぎ”状態から脱却できず、「高額費用が発生するわりに効果が出ない」「誰のためのシステムか」などと、PLMのシステムが犠牲になってしまう可能性が高い。それを回避するためにも、常に下記の循環が重要と考える。

・会社が進むべき戦略的な目指す姿を事業戦略と擦り合せ、計画に盛り込む(本連載第13回を参照)
・会社の主要プロセスと“情報”(この“情報”については、幾つかの意味を持つので本記事の末尾で解説する)の流れについて、目指す姿と現状を分析して課題を認識し、ズレの改善を企画する
・改善の姿としての業務要件を明確化する
・対象範囲、業務要件とシステム単位のマッチングを機能視点で図る(システム選択)
・対象範囲、業務要件とシステム単位のマッチングを非機能的視点で図る(システム選択)

 もちろん、変化の激しい時代にあって、数年先における企業の目指す姿を明確に見通すことは難しいが、方向性を定めて本質的なアプローチをすることが、現実の変化とシステムの乖離(ブレ、ズレ)を最小限にしてくれると信じる。

 以下、上記の考え方に沿って述べてみたい。

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