まずはTech-On!のテーマサイト「ソフトウエア」のこの2週間の動きを確認しておきましょう。この2週間で、前回のサイトマスター便りで紹介したセキュリティ関連の連載解説記事に新たに三つのテーマが加わりました。「『ファジング』によるセキュリティー・リスク軽減への道(全5回)」、「ソースコード解析を使った脆弱性を排除するソフト作り(全3回)」、「重要インフラのサイバー・テロに向けた官・民の取り組み(全5回、連載中)」です。

 執筆メンバーである情報処理推進機構 セキュリティセンターの皆さんは、大変意欲的です。計画当初は、3月初めくらいでいったん終了する予定だったのですが、公開済みテーマ以外にももっと取り上げたいトピックがあるそうで、もうしばらくは週替わりでテーマ分けて連載解説記事を公開していく予定です。過去2週間(2月20日~3月5日)のアクセスランキング(右表参照)にも、これらの連載解説記事が数多く顔を出しています。2位、3位、6位、8位、9位、11位、12位、15位、17位、19位の記事がそうです。

 連載解説記事以外でランキング20位までに入ったもので目立つのは、雑誌編集部のデスク/記者が独自の視点を書き下ろすEditor's Noteの3本(1位、4位、18位)と、「Mobile World Congress 2013(MWC)」の速報記事の4本(5位、13位、14位、16位)です。

 ランキング1位になった「【Editor's Note】コンピュータとしての『PS4』」は、日経エレクトロニクスの竹居記者によるもので、“PS4はコンピュータ・アーキテクチャに大きな変化をもたらす尖兵にはなるだろう”と論じています。

 一方のMobile World Congress 2013(MWC)は、2月25~28日にスペイン・バルセロナで開催されたモバイルの展示会で、Tech-On!では社内の関連するWebサイト(ITproPConlineと協力しながら速報記事を50本近く掲載しました。スマホの端末技術、通信技術などを報じた記事が多い中、ソフトウエア関連では「Firefox OS」のほか、「Tizen」や「Sailfish OS」といったスマホ向けのOSの記事が読まれました。iOS、Androidに続く第三の勢力にまでシェアを拡大できるかが注目されています。

アクセス記事ランキング(2/20~3/5)
ソフトウエア
1 コンピュータとしての「PS4」
2 【第1回】映画の世界が現実に
3 【最終回】ソースコード・セキュリティー検査ツール「iCodeChecker」を使ってみる
4 SEAndroidを知っていますか?
5 【MWC】Q4もスマホ世界シェア3位を維持、Firefox OSもTizenもオペレータと検証中
6 【第1回】ファジングとは?
7 MentorがMonta Vistaから自動車関連資産を買収、自動車向けインフォテイメント事業を強化
8 【第1回】ソフトウエアの脆弱性対策とシステムのライクサイクル
9 【第3回】ファジングの導入に関する検討課題
10 仕様書の書き方って,習いました?
11 【第2回】ソースコード・セキュリティー検査の概要と特長
12 【第4回】ファジング・ツールを理解する
13 【MWC】エリクソンとモジラがWebRTCのデモ、既存の電話番号を使って通信
14 【MWC】Firefox OSで誰もがWebテクノロジーを楽しめる、将来はハイエンドも視野
15 【最終回】ファジング導入へのアプローチ
16 【MWC】制限がなく何か面白いから---KDDIがFirefox OSに取り組む理由
17 【第2回】先進企業でのファジングの活用例
18 ハードウエアはソフトウエアのおまけ
19 【第2回】重要インフラ・システム防護への取り組みの変遷(前編)
20 【NTT研究公開】各自が持つセンサ・データを集めて意味あるデータに整形する技術が登場