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ワイヤレス給電ビジネスの研究会、立ち上げます

蓬田 宏樹=日経エレクトロニクス
2013/03/01 05:00
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「電源ケーブル・フリーの世界では、どんな商品企画が可能になるのか。そして、この市場で有利に事業を展開するためには、果たして何が必要なのか――」。

 無線で電力を伝送する「ワイヤレス給電」。日経エレクトロニクスはここ数年、その要素技術や製品開発の動向を積極的に追いかけてきました。その中では特に、スマートフォンなど携帯端末の非接触充電の市場が立ち上がっていく様子を、標準化組織の発足から試作機の登場、そして製品展開に至るという一連の流れの中で、逐一お伝えしてきました。

 このワイヤレス給電が今、新たな段階を迎えています。関連メーカーや業界団体は、スマートフォンの非接触充電用途のみならず、さらに高出力用途に展開することを目指した、環境整備を始めようとしています。大型の家電機器への電源供給や、EV(電気自動車)の非接触充電など、次代のアプリケーション創出を見据えた動きです。

「どの周波数帯を使うのか、出力はどれだけ出せるのか、伝送方式は、どの法制度を適用するべきか。そして人体防護はどのように担保するのか――」。高出力型のワイヤレス給電の市場を立ち上げるためには、従来の枠組みでは不十分です。このため、世界各地の行政当局や標準化機関で、環境整備のための議論が始まりつつあります。日本も例外ではありません。業界団体が中心となり、今後行政当局も交えながら、制度や伝送方式の議論が本格化していくことになります。

 果たして、この「次世代ワイヤレス給電市場」は、どのような広がりを持ち、メーカーにとってどのようなビジネス・チャンスをもたらすのでしょうか。この新市場に参入し、顧客と事業を拡大していくためには、どのような入り口が適切なのでしょうか――。

 我々日経エレクトロニクスは、次代のワイヤレス給電市場への参入を検討する企業に向け、周波数制度動向や伝送方式の標準化動向、人体防護規定などの情報をいち早く取得いただける場を、ご提供することに致しました。名称は「ワイヤレス給電ビジネス研究会」です。

 この研究会では、ワイヤレス給電分野のエキスパートを講師にお招きし、技術および標準化の最新動向のみならず、世界で活用される周波数帯の最新動向、送信出力や人体防護の議論について、最新動向をわかりやすく解説いただきます。スマートフォンやタブレット端末などの携帯機器を始め、中型~大型の家電機器へのワイヤレス給電、そして将来の大市場と目されるEVの非接触充電といった分野に関して、事業戦略立案や商品企画に必要な情報をまとめてご提供するものです。

 以前から我々の主催するセミナーなどにおいて、「興味深い分野だが、どのように手掛けていくべきか、まとまった情報や機会が欲しい」といったリクエストを多くいただいていました。そうした声にお応えするべく、業界の有識者の皆様と連携し、市場活性化につなげたいという思いから立ち上げるものです。「研究会」という名称ですが、単なる研究にとどまらず、具体的な市場展開に必要な「勘所」や「パートナー選択のマッチングの機会」、「海外展開に必要な周波数制度情報の取得」といった観点で、活用いただきたいと思っております。

 初回は2013年4月26日(金曜日)の夕方に開催します。その後、月に1回のペースで半年間、最新情報をお届けする格好です。日本の法制度策定の議論とも並行しながら、逐一最新情報を盛り込んでまいります。研究会で利用したプレゼンテーション・ファイルのご提供や、欠席時の音声データのダウンロード、そして最後には「NEインサイド・レポート」という形で報告書をまとめてご提供するなど、様々な形でコンテンツを活用しやすいようにいたしました。研究会のURLはこちらです。ワイヤレス給電に関連する事業開発などに、ぜひご活用いただきたいと思っております。

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