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HOMEものづくり設計革新ものづくりプロセス改革の功罪 > 第5回:3D設計改革の功罪(上)

ものづくりプロセス改革の功罪

第5回:3D設計改革の功罪(上)

  • 三河 進=NECコンサルティング事業部
  • 2013/02/25 00:00
  • 1/4ページ

3D設計の普及はどこまで進んだのか

 前回まで、自動車や電機・電子機器業界の国際競争力と、ものづくりプロセス改革強化の方向性について考察してきた。今回は、ものづくりプロセス改革のテーマとして、多くの企業が取り組んでいる3D設計改革にフォーカスし、その功罪(効果と課題)について整理し、提言したい。

 まず、日本・中国・韓国における3D-CADの普及状況の現状について確認しよう。ある学術論文に、3D-CADの普及状況を表す調査結果が示されている(図1)。これを見ると、日本の製造業では1990年代以降に3D-CADが急速に普及し、2004年時点ですでに7割以上の企業で3D-CADが導入されていたことが分かる(ちなみに調査対象は、東証一部上場企業および主要公開企業とされている)。また、中国と韓国における普及率を見ると、2000年前後では日本に対し5年ほど遅れていたが、いまや急速に追いつきつつある。

図1●3D-CADの普及曲線
資料:竹田陽子, 青島矢一, 延岡健太郎, 林采成,元時太「設計3次元化が製品開発プロセスと成果に及ぼす影響に関する日本・中国・韓国の比較調査」, 『技術マネジメント研究』, Vol.8, 2009 (p.55図1).
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