2. 成都の市民1人当たりGDPは西部12省のトップ、経済力と消費力を備える

 成都市は中国の中西部で重要な地位を占める中核都市である。いまや物流・ビジネス・貿易・金融・テクノロジー・交通・情報通信の中心地として成長した。また、中国のハイテク産業・製造業・サービス業・農業の重要基地であり、西部の中で特に急速な発展を遂げている都市の一つである。

 2012年1~9月のGDPは6001億9000万人民元、年間増加率は13%。市民1人当たりGDPは西部12省でトップ。中国西部で外資系企業が最も多く進出している都市である。『成都市統計年鑑2011』によると、同市の常住人口は1404万6000人。そのうち、都市部と農村部の人口比は65.5%対34.5%。将来にわたって、成都市における経済力と消費力の増大が期待されている。