テーマサイト「産業機器・部材」における今回(2013年1月24日~2月6日)のアクセスランキングで目立っていたのは、「決算」「ナノ素材」「制御」関連の記事である。
決算関連では、7位のキヤノン、11位の東芝、17位のNECと2012年度第3四半期累計〔2012年4~12月期、キヤノンのみ2012年12月期(2012年1月1日~12月31日)〕の連結決算に関わる3本のニュースが20位以内にランクイン。ただし、連結決算の中身は、キヤノンが減収減益、東芝が減収増益、NECが増収増益と明暗を分けた。
キヤノンの場合は、世界経済の減速・停滞と年間を通じての歴史的な円高が業績を押し下げた。東芝については、社会インフラ部門が過去最高益を達成するとともに、電子デバイス部門が第3四半期でのメモリーの収益性を改善するなどして、減収ながらも増益を果たした。NECの場合は、ITソリューション事業やキャリアネットワーク事業における売上高増と、構造改革の実行や原価率の改善、販売費・一般管理費の効率化が増収増益につながった。
2012年度通期の業績予想は、東芝が売上高で前年度比3億円減の6兆1000億円、営業利益で同573億円増の2600億円、NECが売上高で同3.7%増の3兆1500億円、営業利益で同263億円増の1000億円。キヤノンの2013年12月期の通期業績見通しは、売上高で前期比9.5%増の3兆8100億円、営業利益で同26.6%増の4100億円。