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Tech-On!書籍レビュー

「使う人」が「つくる人」に

FabLife(ファブライフ)、田中浩也著、2,310円

  • 木崎 健太郎=日経ものづくり
  • 2013/03/20 00:00
  • 1/1ページ
FabLife(ファブライフ)、田中浩也著、2,310円(税込)、A5判、224ページ、オライリージャパン、2012年6月
FabLife(ファブライフ)、田中浩也著、2,310円(税込)、A5判、224ページ、オライリージャパン、2012年6月
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 生活の中で「必要と感じたもの」を、そう感じた人自身が造り上げる。これを推進する活動「ファブラボ」の日本における発起人が、自らの体験と活動を通して「ものづくりの使い手への開放」について記したのが本書である。

 ファブラボは、「『つくる人』と『使う人』の極端な分断を修正する活動」であるという。大量生産の時代には、造る人と使う人は明確に分かれていた。しかし最近の技術の進歩、特に3Dプリンタやデスクトップ工作機械の登場、コンピュータの普及によって、ものを造る行為への敷居が下がった。マイクロプロセッサによる高度な制御も、もう個人で実現できる。使う人が自らものを造ることが容易になり、それは同時に、外装設計から内部設計まで、材料実験やプログラミングも含めて、ものづくりの全部を一人で見通せるようになることでもある。

 本書の刊行は2012年6月。昨今の3Dプリンタのブームに火を付けた1冊といえよう。

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