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“ネットバブル”の再燃? 2013年のシリコンバレー

Phil Keys=Analyst at Blue Field Strategies
2013/01/15 00:00
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 2012年が終了して、シリコンバレー注)も2013年に入った。今回はシリコンバレーの2013年を見通してみたい。

注)「シリコンバレー」という言葉がカーバーする具体的な地域の定義には色々あるが、ここではサンフランシスコ湾周辺全体をシリコンバレーと呼ぶことにしている。

交通渋滞が景気のバロメーター

 2012年を振り返ってみると、経済活動を示すバロメーターである道路の渋滞状況は最近のシリコンバレーの経済が活発であるように見える。米新聞のSan Jose Mercury Newsの記事では、「シリコンバレーの経済が回復したと共に、この1年半でラッシュ時の交通渋滞が著しく悪くなった」(記事)と言っています。ハイテク産業だけでなく、他の産業を含めてシリコンバレーの雇用率は他の場所よりも高いようだ(関連記事)。

 住宅の価格も向上している。米新聞のSan Jose Business Journalによるとサンノゼ市を含むサンタクララ郡の2012年11月の住宅平均価格は88万3185米ドルで、2011年11月に比べて15.9%に向上した(記事)。しかし、この数字は氷山の一角にすぎないかもしれない。実際にはもっと高い場合もあるという。特に低価格の住宅では、往々にして数人の希望者が公表金額よりも高い金額で、しかも現金で支払うことをオファーしたりするのだ。執筆者の知り合いの不動産業者は、要求が高いので、販売ができる住宅が不足していると言っていた。

 企業向けビルに目を向けてみると、この数年間はテナントが一切入っていない「空ビル」だったのに、テナントが入っていることがしばしばある。米Samsung Semiconductor社がサンノゼ市の北部に、新しい10階建てビルを2つ建設するというニュースもあった。雰囲気は、2001年に弾けたネットバッブル時代ほどはまだ派手ではないが、シリコンバレーは元気になっていることは明らかである。

シリコンバレーで10年ほど眠ったオフィスビルの新築プロジェクトが2012年に復活した
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