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HOMEものづくりグローバル製造業のための3次元データプロセス改革 > 第8回:グローバルで勝てる開発プロセスの構築(2) ―開発プロセス改革における“勘どころ”

グローバル製造業のための3次元データプロセス改革

第8回:グローバルで勝てる開発プロセスの構築(2) ―開発プロセス改革における“勘どころ”

  • 新井本昌宏=デロイト トーマツ コンサルティング マネジャー
  • 2013/01/08 10:00
  • 1/6ページ

 本連載の前回は、この20年間で開発プロセスが進化を遂げた点と、期待ほどには進化していない点について比較した。この大局的な振り返りを踏まえながら、今後の変化を鑑みて、現在の“グローバルな競争環境の中で勝っていける”開発プロセスをどう構築するか、そのためのポイントを考えていく。

 最初に結論を述べておくと、このような開発プロセス構築のポイントは、以下の4点に集約されるだろう。

[1]3次元データ活用方法の具体化
[2]後工程オペレーションに対する影響の検討
[3]プラットフォーム開発プロセスの構築
[4]教育プログラムとの連動

 以下、ポイントごとに解説していく。

[1]3次元データ活用方法の具体化

 グローバルな競争に勝っていくためには、製品開発において、従来以上に多くのメンバーの知恵を投入しなければならない。その際、特に開発設計部門以外のメンバーや海外拠点のメンバーの知恵を結集していく上で有効な手段となるのが、3次元データの活用である。3次元データを活用し、設計内容を理解しやすい形で表現することで、2次元データだけでは気づきにくいことについても、指摘も得ることができる。

 このような総論は目新しいことではなく、すでにこの方向で取り組みを進めている企業も多い。しかし、一部の先進的な企業を除き、その取り組みはしばしば不十分なものになってしまいがちだ。そこで、以下そうした“不十分になりがちなポイント”を3点ほど挙げてみよう。

 1つ目は、モデリングレベルと評価方法の定義である。開発初期段階で課題を解決し、手戻りを削減していくには、全ての形状が決定する前に課題を解決しておく必要がある。そのためには、どの程度のモデリングレベルで、どのような評価を行えば、課題解決を行えるか見極めなければならない。イメージしにくいことなので、具体的な例を2つほど挙げよう。1つめの例は、折りたたみ型の携帯電話である。製品自体は時代遅れだが、非常に分かりやすい例なので挙げることにした。

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