市場が多極分散したグローバル経済下では、本国が海外のものづくりの全てを支えるという「旧来型のマザー工場システム」は立ち行かなくなる。そこで第1に必要となるのは、各国拠点が現地の事情に合わせて自主的に製品設計を修正し、生産ラインを立ち上げるという、「海外拠点の自立化」である。前回は、ダイキン工業を題材として、同社が「自立化」をどのようにして進めたのかを観察し、理解を深めてきた。
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