2012年のテレビ用液晶パネル価格は、42型、40型そして32型などで、第2四半期から値上がり傾向が続いていた。こうしたパネル価格トレンドによって、テレビ・ブランドに対するこれらパネル供給は体感として、2012年を通して比較的供給タイトであったと言える。そして、液晶テレビ用パネル出荷量は2012年下期で予想以上に増加し、2012年総計では2億2800万枚(前年比8.6%増)に達する可能性が出てきた。一方、液晶テレビ・セット出荷量は第1四半期から第3四半期にかけていずれも前年同期比1~3%の減少となり、2012年総計としては2億600万台(前年比0.4%増)程度への下方修正(前回予測は2億800万台)を余儀なくされよう。

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