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「見えない未来」を見つけるために

ソーシャル・リーマン流、正しいイベントの開催法(中)

塚本 恭之=かなりあ社中
2012/11/29 06:00
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 こんにちは! かなりあ社中の塚本です。

 さて、前回からダイアローグ・イベントを開催するノウハウについて書いています。前回は、イベント開催で特に重要な位置付けとなるテーマの選定と、会場選びについて説明しました。テーマは「必ずしも大上段ではなく、身近な話題で構わないということ」、会場は「非日常を意識して選ぶことが大事だということ」を、かなりあ社中が2012年6月に開催した「社内失業家ふぇ」というイベントを例に述べてみたのでした。(前回のコラム「社内失業って、知っていますか?」はこちら

 テーマと場所が決まれば、次はよダイアローグ・イベントの準備の詳細なデザインに入ります。実は、テーマと場所を決めた時点で、イベントは8割方出来上がったと同じです。

 「え? 内容の詳細を詰める前に場所ですかぁ」

 そう思った読者も少なくないかもしれません。

 確かにそうなのですが、テーマと場所を決めると「後戻りできなくなる」という効用があります。これは「今さら、あんたに言われたくない」という感じかもしれませんけれど、企業のプロジェクト・マネジメントに似ています。まずは「いつ」「どこで」「何を」行うかというアウトラインを決め、次は目標に向かっての「段取り」と「やるべきこと」を明確にしていく。カットオーバーの日程が決まってから詳細事項を詰めるという技術者の方にはお馴染みのプロセスです。

テーマ決めで注意すべき二つのこと

 イベントのテーマに沿った企画を考えるに当たって注意すべき点は、大きく二つあります。一つは、「場を予測すること」。もう一つは、「予定調和に陥らないようにすること」です。

 ワールドカフェなどのダイアローグ・イベントを開催する際には、イベントの中で対話する際の「問い」を設定することが大切になります。何かのテーマについて話し合うことがダイアローグの本質ではありますが、その前提として参加者にどのような「問い」を投げ掛けるかがとても重要なのです。

 ダイアローグ・イベントには、いくつかルールがあります。中でも大事なのは「問いについて自由に話すこと」です。どんなに素晴らしい対話がなされても、イベントが終わった後に何について話したのかが分からなくなってしまっては意味をなさないからです。「問い」の質が、参加者の「気付き」の質を決めると言っても過言ではありません。

 「問い」の設定に特別な決まりはありません。ただ、注意しているのは、「その問いを自分が投げ掛けられた時に、深く考えて話したくなるかどうか」です。すぐに答えが出ても困るし、逆に全く話をしたくなくなる問いも困るわけです。

 では、どんな問いを考えればいいのでしょうか。

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