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社内失業って、知っていますか?

ソーシャル・リーマン流、正しいイベントの開催法(上)

塚本 恭之=かなりあ社中
2012/11/08 06:00
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 こんにちは! かなりあ社中の塚本です。

 もしかするとお忘れかもしれませんが、このコラムを執筆している「かなりあ社中」は、3人組のサラリーマン集団です(かなりあ社中のFacebookページはこちら)。3人それぞれ得意な分野は異なるのですが、互いに刺激し合って社外での「部活」を楽しんでいます。部活の内容は、ソーシャル・ビジネスであったり、プロボノであったり、3人それぞれ多様なのですが、もちろん共通している部分があります。

 それは、このコラムで何度となく登場している「ダイアローグ(対話)」です。熱心な読者のみなさんであれば、もう「釈迦に説法」かもしれませんが、ダイアローグは人々が率直に話し合うことを通じて、互いの共通理解を得ようというプロセスです。(ダイアローグの詳細については、連載第3回の「『おい、宿題やったか?』は、対話のご法度」を参照。 記事はこちら

 ディスカッション(議論)とは違うという話も、以前紹介しました。ディスカッションは、言葉をぶつけ合って収れんさせるプロセスを指します。英語の「discussion」の“cuss”には、「ぶつける」という意味があるそうです。“percussion”(打楽器)なんかもそうですね。

 これに対し、ダイアローグの趣旨は参加者が異なる意味や文脈を“共有”することが趣旨です。だから、「話し合いの手法」というよりも、むしろ他の人の意見を丁寧に聴く「聴き合いの手法」と言えるでしょう。

 でも、普段の会社生活で他人の意見を「聴き合う時間」はなかなか存在しないのが実情でしょう。会議でのディスカッションは日常的であっても、特別なイベントにでも足を運ばない限りダイアローグは体験しにくい。でも、本来は実際の職場やビジネスでとても役に立つ方法だと思うのです。

コンセプトの共有にも対話は役立つ

 ダイアローグの基本コンセプトである「意味の共有」は、昨今の複雑なビジネスでは実はとても重要な役割を果たします。少なくとも、我々はそう感じています。例えば、ものづくりの現場で問われる「何を創るか?」「なぜ、それが必要なのか?」という製品やサービスのコンセプトを生み出すこと。多くの人の意見を聞きながら発想する手段として、ダイアローグはとても有効です。

 仮にハッキリしたコンセプトが存在した場合でも、ダイアローグは役に立ちます。最近の開発現場では、「担当」や「役割」がとても細分化されているからです。多くの人々の共同作業で開発が成り立っているわけで、そこでは「コンセプト(意味)の共有」が不可欠になります。多くの人々で同じコンセプトを共有できれば、プロジェクトを効果的に動かしやすい。新しいコンセプトのタネにもなるでしょう。

 さらに会社の枠を超えた対話によるコンセプトの共有ではダイアローグの本当の醍醐味である、さまざまな意見の化学反応を期待しやすい。だから、かなりあ社中は誰でも参加できるダイアローグ・イベントを好んで開催しています。多くのみなさんが問題意識やコンセプトを共有する場になるからです。

 前置きは長かったですが、今回は我が社中が実際に実施したイベントを例に、イベント開催のノウハウをご紹介したいと思います。恐らく、方法論は似ているので、社内でダイアローグの会を開く際にも、参考になるはずです。

 「ああ、理想と効能は分かったよ、塚本さん。でもね、そんなイベントを開催するのなんて大変でしょう。場所だって確保しなきゃならないし、人を集めたりする必要があるし」

 そうなんです。大変なんです。では、どうするか。

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