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Windows 8で上がるのは嬉しい悲鳴か

山田 泰司=EMSOne
2012/10/29 00:00
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 米Microsoft社の新型OS「Windows 8」が2012年10月26日、世界で一斉に発売された。

Windows 8発売当日の2012年10月26日、中国の家電量販大手、SUNING(蘇寧電器)上海浦東第一店の店頭で、Windows 8の1エディションであるWindows RTを搭載した米Microsoft社製タブレットPC「Surface with Windows RT」を試す人たち

 当コラムでは電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾Hon Hai Precision Industry社〔鴻海精密工業、通称:Foxconn(フォックスコン)〕が、スマートフォン「iPhone」やタブレットPC「iPad」の受託生産を手がけていることから、米Apple社の話題を取り上げることが多い。ただ、台湾系の大手ODM(Original design manufacturer)が主力とするのは、Windowsを搭載したノートPCの受託生産である。

 台湾の金融情報サイト『理財網』によると、台湾系の主要ODM各社の2011年売上高にノートPCの占める割合はQuanta Computer社(広達電脳)が75%(デスクトップPCは12%)、Compal Electronics社(仁宝電脳)が90%、Wistron社(緯創)が69%(デスクトップPCは8%。いずれも2012年第1四半期)、Inventec社(英業達)が約72%(サーバーは23%)と、各社ともノートPCに対する依存が極めて高いことが分かる。

 このうち、2011年のノートPC出荷台数が5500万台()で世界最大手のQuantaは、AppleのデスクトップPC「iMac」、ノートPC「MacBook Pro」「MacBook Air」の受託生産も手がけているといわれる。一方、その他の3社はいずれもWindows搭載機が主力。Quantaにしても米Hewlett-Packard(HP)社、米Dell社、中国Lenovo社(聯想)、台湾Acer社(宏碁)、台湾ASUSTeK社(華碩)など、Windows陣営向けの出荷の方が、台数的にはApple向けよりも断然多い。

表●台湾系ODMにおけるノートPCの出荷台数の推移
出所:工商時報
ODM名"2010年の出荷台数(万台)""2011年の出荷台数(万台)"
Quanta Computer社(広達電脳)5210 5500
Compal Electronics社(仁宝電脳)4800 4050
Wistron社(緯創)2750 3155
Inventec社(英業達)1600 1600

 したがって、当然のことながら、ODM各社はWindows 8登場によるPCの買い替え効果を期待している。ところが、Windows 8搭載機の生産を巡るODMの動静を伝える中国や台湾のメディアの報道からは、Windows 8の発売前にはついに、「出荷ラッシュ」というような威勢のいい話が聞こえてこなかった。それどころか、「雷声大、雨点小」というような、景気の悪い見出しを立てる記事がやたらに目立った。日本のことわざに当てはめるなら、「大山鳴動してネズミ一匹」というような意味。スマートフォンやタブレットPCの台頭でノートPCの成長が鈍化する中、ブランド各社はWindows 8搭載機の生産発注にも慎重になっていたようだ。

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