設計力向上 開発手法と支援ツールの動向・事例
 

構想設計用ツール

少ない情報で素早く全体を検討 試行錯誤を効率的に実施

木崎 健太郎=日経ものづくり
2012/10/29 00:00
出典:日経ものづくり、2012年11月号 、pp.85-87 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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細部の設計を詰める前に、製品の大枠を要求仕様に基づいて決めていく構想設計。その構想設計の支援を目的とするツールが増えている。新機構の実現だけでなく、既存製品の改良設計や流用設計にも有効だ。

 構想設計段階では、互いに関連したり二律背反だったりする多くの項目を同時に考慮しなければならない。しかも、なるべく多くの案を検討したい。従来はベテラン設計者の知見に頼るしかなかったが、ここを支援するITツールが増えている。

 そのアプローチは大きく分けて2つある。1つは、製品への要求仕様と製品構成(部品やユニットの構成)の関係を整理しておき、一部の仕様を変更しようと試みたときに影響が及ぶ範囲を特定すること。多くの項目をどの順序で検討すべきかを明確にしたり、1カ所の改良がどこに影響を及ぼすかを明示したりすることで、検討のヌケやモレを防ごうというものだ。

 もう1つは、試行錯誤の効率的な実行を支援するアプローチだ。ラフなモデルを素早く作成・変更しながら、シミュレーションを実行する機能が重要になる(一覧表)。

一覧表●構想設計段階での支援機能を重視したツールの例
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