米LinkedIn社 Executive Chairman and co-Founder、Reid Hoffman氏。1967年生まれ。米Stanford Universityを1990年に卒業後、米Apple Computer社および富士通の生産管理部門で勤務。その後米PayPal社を経て2003年にLinkedInを創業。
米LinkedIn社 Executive Chairman and co-Founder、Reid Hoffman氏。1967年生まれ。米Stanford Universityを1990年に卒業後、米Apple Computer社および富士通の生産管理部門で勤務。その後米PayPal社を経て2003年にLinkedInを創業。
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スタートアップ!─シリコンバレー流成功する自己実現の秘訣、Reid Hoffman、Ben Casnocha著、1,680円(税込)、四六判、304ページ、2012年5月
スタートアップ!─シリコンバレー流成功する自己実現の秘訣、Reid Hoffman、Ben Casnocha著、1,680円(税込)、四六判、304ページ、2012年5月
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「プランZ」を用意する

 本書にも書いたけれど、僕は何かプロジェクトを遂行するときに、常に三つのプランを用意するようにしている。取り組もうとしている計画を「プランA」とすれば、方向転換する際に採る手法が「プランB」、そしてそのどちらもうまくいかない場合に採るべき「プランZ」である。このように常にリスクを想定して事に臨めば、自分を追い込まずに済む。最悪の時には「プランZ」があると思うだけで、リスクを思い切って取れるようになるからね。

 例えば今、LinkedInは日本市場に参入しようとしているけれど、当然僕は、リスクを想定して「プランZ」まで考えている。安心して思い切った戦略に出るために、こうした考え方は有用だと思うし、日本のプロフェッショナルの皆さんにも勧めたい考え方だ。(談、聞き手は日経エレクトロニクス)

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