趣旨
日本のものづくりが生き残る道として、脚光を浴び続けてきたマザー工場システム。しかし、グローバル化の進展により、従来型のマザー工場システムの限界が露呈しつつある。本コラムでは、従来型マザー工場システムが抱える構造的問題とは何か、そしてどのような改革が求められているのか、先進的な企業事例を紹介しながら解説する。
中川功一(なかがわこういち)
大阪大学大学院経済学研究科 講師
1982年生まれ。2004年東京大学経済学部卒業、2008年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(2009年、経済学博士)。駒澤大学経営学部講師を経て現職。主な著書・論文として、『技術革新のマネジメント』(有斐閣、2011年)、「日本企業の東アジア圏研究開発配置―実態及びその論理の探究―」(国際ビジネス研究学会誌『国際ビジネス研究』、2011年第3巻第1号)など。