趣旨
国境を越えた競争に勝ち抜くには、製造業のグローバルなプロセス改革は必然だ。生死を決するのは、日本の擦り合わせ能力に合致したITとマネジメントである。この分野で数多くの実績を持つコンサルティング会社のデロイト トーマツ コンサルティングと、軽量3次元データ形式「XVL」のラティス・テクノロジーが、ITとマネジメントの両面から、グローバル製造業のための次世代ものづくりプロセスに必要なものを解説する。
鳥谷浩志
ラティス・テクノロジー代表取締役社長
1983年東京大学理学部情報科学科卒業後、リコー・ソフトウェア研究所でソリッドカーネル「DESIGNBASE」の研究開発に従事。1997年ラティス・テクノロジー技術統括部長、1999年10月同社代表取締役社長に就任、現在に至る。「3Dで世界を変える」を信条に、製造業などでの3次元データ活用ソリューションとして、超軽量化3次元技術「XVL」の新たな用途開拓と市場開拓に日夜奔走する。理学博士(東京大学)。

新井本昌宏
デロイト トーマツ コンサルティング マネジャー
1996年東京理科大学大学院工学研究科工業化学専攻修了後、メーカーにて生産技術、研究開発に従事。その後、日系コンサルティング会社を経て、2010年5月から現職。現在までに、研究、開発、設計、生産技術、品質保証領域の業務改革コンサルティングを数多く経験。特に、開発期間短縮、品質向上に向けた開発プロセス改革の実績を多く有する。現場に入り込み成果を獲得するまで支援することが信条