設計力向上 開発手法と支援ツールの動向・事例
 

第1回:スパコンも自動車業界も「ハイエンドスポーツ」真っ盛りだった!?

柴田 直樹=日本アイ・ビー・エム システムx事業部 システムズ&テクノロジーエバンジェリスト
2012/09/25 19:00
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 皆さん、初めまして。 日本IBMの柴田です。このたび、本タイトルの連載を始めることになりました。よろしくお願いします。

 この連載は、シミュレーションや科学技術計算に極めて重要であり、最近は「事業仕分け」などでもよく話題に出るようになったスーパーコンピュータ(スパコン)の世界を、分かりやすくお伝えしようというものです。筆者はこの世界に十数年携わってきましたが、最初は全くの素人で飛び込みました。その、元・素人としての視点でスパコンを描くとともに、今日皆様が普通に使っているIT環境の中にも、スパコンで培われた技術が意外にたくさん使われていることを、合わせて知ってもらえたらいいなと思い、書いてみることにしました。

 ただしスパコンの世界は、多くの見識者や研究者がたくさんいらっしゃる世界です。著者は、その方々とは全く違った視点で「一個人」としての見解を書いてみたいと思いますので、スパコン業界の皆様は、暖かく放っておいていただければ幸いです(笑)。また、筆者は日本の製造業の誇りである「クルマ」大好き人間ですから、内容を分かりやすくするための例え話にクルマの話題(時おりマニアックかと思いますが…)をふんだんに取り入れていきたいと思います(笑)。従いまして、著者の現在の所属している会社の意見や見解ではありませんので、ご容赦ください。

 前置きはこのくらいにさせていただいて、著者がITのノウハウほぼゼロで飛び込んだときの、スパコンの最初の世界感をまずはお届けします。

 何も知らずに入ったスパコンの世界はまるで「モーターショー」のようでした。筆者が「スパコン」の世界に入ったのは1998年頃でしたから、いわゆる日米貿易摩擦でスパコンが取り上げられていた頃の全盛期ではなかったかもしれませんが、コンピュータ・メーカーはたいてい、トップモデルとしてスパコンを持っていました。当時はコンピュータ・メーカーも数多く存在し、まさに群雄割拠の時代で、スパコンを購入しようとする方の選択肢も多かったのです(最近は合併などでだいぶメーカーの数少なくなったような気がします)。もちろん、そのほとんどのスパコンが自社開発で、これもすごいことだと思ったのを記憶しています。筐体のデザインも個性的なものが数多く存在していて、発表会で見て(それが実物ではなく、モックアップであっても)ほれぼれしたものです。

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