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エディターズ・ノート

3年半越しで、解決した疑問

続・上ぶたが取り外せない炊飯器の不思議

  • 佐伯 真也=日経エレクトロニクス
  • 2012/09/24 10:00
  • 1/1ページ

 3年半越しで、ようやく解決した疑問があります。

 Tech-On!読者の皆様は「何だ、いきなり」と思われるかもしれません。実は、約3年半前の2009年5月21日の日経エレクトロニクス雑誌ブログ(現在のエディターズ・ノート)で、「上ぶたが取り外せない炊飯器の不思議」と題したブログを執筆しました。このブログで、投げかけた疑問がようやく解決したわけです。逆にいうと、疑問を投げかけておいて、ずっと放置しておりました。スミマセン。

 日々の業務に忙殺されている皆様にとって、3年半前の記事なんて覚えてないと思われますので、軽くおさらいします(詳細は、当時の日経エレクトロニクス雑誌ブログをご覧ください)。当時、我が家では炊飯器を自らの不注意で壊してしまい、買い換えました。その際に、炊飯器の上ぶた(内ぶたではありません)を本体から取り外して洗浄したいと考え探したところ、ある1社の製品しかなかったため、なぜなんだと疑問を持ったという話です。

 当時のブログでは、社名を明らかにしてませんでしたが、上ぶたを本体から取り外せる炊飯器を手掛けているのはタイガー魔法瓶です。先週、同社に個別取材する機会がありましたので、製品企画を手掛ける金丸等氏(ソリューショングループ 商品企画チーム マネージャー代理)に、3年半越しの疑問を投げかけてみました。

 「うちの特許だからですよ」

 私の疑問に対して、金丸氏はさらりと答えます。私自身、当時のブログで「単純に採用しているメーカーが特許を抑えているのか」と書いたのですが、まさに単純な理由でした。特許恐るべしです。

 「でも、あれは結構、難しいんですよ」
 
 と、金丸氏は続けます。いわく、「上ぶた部分にヒーターなどを配置できないため、炊飯時に上側から暖めたりできない。内ぶたと金属釜を接触させて保温性を高める必要がある」とのこと。さらには、「上ぶた部分に、液晶パネルや操作ボタンを配置できないため、デザインの自由度も下がる」ようです。このため、上ぶたが本体から取り外せるのは中位機種であり、タイガー魔法瓶の代名詞ともいえる「土鍋釜」を搭載する上位機種は上ぶたが取りはずせないとのことです。
 
 もちろん、3年半越しの疑問を解決するためにタイガー魔法瓶の製品企画担当者に取材をしたわけではありません。「今、ノリノリです」(ある調査会社)という同社の開発体制や新製品開発の経緯を、取材するためです。その詳細は、10月中旬ごろの日経エレクトロニクス本誌の特集でご紹介できると思いますので、しばらくお待ちください。

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