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中国人にとってスマートフォンは高くない---補助金で安く買えるスマートフォンは?

山谷 剛史=中国・アジアITジャーナリスト
2012/08/30 00:00
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 中国でスマートフォンを真っ先に買った人はデジタルガジェットが好きな人々だ。次に「Angry Birds」や「プランツvsゾンビ」といったゲームをトリガーにそれを遊んでみたい人が購入した。さらに、中国China Mobile社(中国移動)、中国China United Network Communications Group社(China Unicom社、中国聯通)、中国China Telecommunications社(China Telecom社、中国電信)のキャリア3社がユーザーの囲い込みを行うために、日本同様の2年、3年縛りでスマートフォンを安く提供するようになった。そのスマートフォンのスペックは、「3インチ以下、QVGA液晶(解像度320×240ピクセル)」「600MHz程度のやや非力なCPU」「主に中国Huawei Technologies社(華為技術)や中国ZTE社(中興通訊)などの中国メーカー製」というものであった。

 キャンペーンはキャリアショップだけでなく、中国SUNING社(蘇寧電器)や中国GOME Electronics社(国美電器)といった家電小売販売会社の店舗でも行っている。「なんとなくキャリアで安く提供しているから買う」という人は少なくなく、キャンペーン対象となった特定機種を持っているユーザーを、しばしば中国各地で見かける。

タイトル
上海のキャンペーン。1カ月50元以上通信費を払い、24カ月以上続けるなら下記3Gスマホを無料で
タイトル
上海のSUNING社(蘇寧電器)のキャンペーン
タイトル
China Unicom社(中国聯通)の広告はこんなところにまで

 ご存じの通り中国では所得が上がっているが、それ以上に物価も上がっている。一方でデジタル製品は日進月歩で進化し、かつ安くなっているという側面もある。なおかつキャリアの補助金で非常に安い価格、ないしは無料でスマートフォン端末が買えるならこれはお得であり、価格的に高いとは思わない。これは都市部に限った話ではなく、内陸の省都から遠く離れた農村部の中心の街にまでキャリアショップは展開され、安価なスマートフォンが提供されている。安価に製品を入手するには、キャリアが提供するやや高い料金プラン(月100元前後)を利用する必要があるが、それとて街に住んでいる人ならそう厳しい額ではない。都市部にしろ農村部にしろ、市街地在住の住民にとってはもはやスマートフォンは高い買い物ではないのだ。

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