これまで自社技術の資産価値評価(第1回)、新技術の獲得(第2回)、効果的かつ効率的な自社開発(第3回)、外部からの技術導入(第4回)、特許活用(第5回)について説明してきました。これらを実現して事業価値を上げるためには、それぞれに秀でた技術人材をそろえる必要があります。特に、多種多様な技術群を保有する企業にとって、それらをしっかりマネジメントできる人材をそれぞれ育成することは、事業や顧客のポートフォリオを構築することと同じくらい重要です。なぜなら、いくら競合優位性のある技術要素を現在保有していたとしても、それを維持し、向上させていける人材がいなければ、事業や顧客と同様に時代とともに陳腐化していくだけだからです。最終回である今回は、技術人材のポートフォリオ構築について取り上げます。
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