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イチローの爽快感と日本の組織の閉塞感

実力主義が適材適所を促す、年功序列が組織の新陳代謝を邪魔してないか

竹内 健=中央大学 理工学部 教授
2012/07/30 18:46
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 イチローが7月25日に電撃的にヤンキースに移籍しました。早速、古巣のマリナーズ戦に先発し、ヒットを飛ばしました。移籍したその日に、古巣の本拠地で、古巣と対戦し活躍する。まるでドラマのような、劇的で爽やかなシーンでした。

 イチローの移籍の背景には、昨年、今年とイチローの成績が振るわず、若返りを図るマリナーズの中では、イチローの居場所がなくなりつつある、という厳しい現実があったようです。プロ野球は実力主義ですから、過去に素晴らしい実績があるスターだとしても、力が落ちてきたら、残ることができない。

 一方、ヤンキースはワールドシリーズでの優勝を目指しているので、即戦力となる選手が欲しかった。イチローとしても、ヤンキースに移籍することで、活躍の場が与えられ、大きなチャンスです。強豪のヤンキースに移籍することで、ワールドシリーズで優勝するチャンスも出てきました。また、住む場所が、シアトルからニューヨークに移るだけでも、相当、刺激を受けるのではないでしょうか。

 こうして、イチロー、ヤンキース、マリナーズの3者にとって、今のところは、いいことばかりの移籍に見えます。もちろん、本当に良かったと言えるかは、これからのイチローの活躍にかかっています。メディアやファンの目が厳しいヤンキースですので、イチローが活躍できなければ、すぐにお払い箱になってしまうかもしれません。

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