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エディターズ・ノート

会社にしがみつくミドルの愛社精神が、日本メーカーの競争力を奪う

  • 大森 敏行=日経エレクトロニクス
  • 2012/07/27 10:00
  • 1/3ページ

 先日、ある製品分野にとても詳しく、日本メーカーの海外進出をサポートしている専門家の方に、匿名を条件に取材する機会がありました。よく言われていることではありますが、この方も日本メーカーに対して「とにかく決断が遅い」との印象を持っていました。リスクを取って決断を下すことができるリーダーの不在は、メーカーのみならず「日本の最大の問題」(同氏)とのことです。

 日本のメーカーから優秀な人材がどんどん辞めていくという話をよく聞きます。そうした人の中には、韓国Samsung Electronics社をはじめとする海外メーカーに転職していく人も多い。ただ、そうした海外メーカーは年収はいいものの、在籍できる期間はせいぜい2~3年。利用価値がなくなったと判断されればお払い箱です。

 この専門家の方によると、中国のベンチャー企業の中には、Samsung社での開発を終えた日本人の開発者チームを丸ごと引き取って、新製品を開発しているところもあるそうです。こうしたアグレッシブさはさすが中国だと思います。

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