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日中経済交流の現場40年

中国が主催する本格的な国際展を上海で開催

  • 片寄浩紀=日本国際貿易促進協会 相談役
  • 2012/06/20 00:00
  • 1/1ページ

初の多国展MICONEX

 従来中国は外国の単独展覧会を受け入れて、国内の主要都市で開催してきた。1983年、中国自身が主催者となり、各国から出展者を募って開催する本格的な国際展が初めて上海で開催された。中国、日本、アメリカの主要計測器メーカーが出展する第一回多国儀器儀表展覧会(MICONEX)である。当協会は私が実務担当者になり、日本計測器工業会等の協力を得て日本からの出展を組織した。結果は大成功だった。この展覧会開催方式はその後中国の国際展の主流となり、現在では工作機械展、自動車展、医療器械展等が定期的に開催され、世界の注目を浴びている。

 この第一回MICONEXでは多国参加の国際展開催経験がなかったことから、中国は出展申し込みの受付から会場の展示小間装飾まで実務一切を香港の新鴻基グループに委託した。そのため実務の窓口は香港、言語は英語ということになった。中、日、米の計測器団体による数回の準備会議も英語で行われた。私は急遽会話学校に通い、英語のトレーニングに励んだ。中国の「改革開放」の進展に伴い、日中経済関係も中国を巡る「多国関係の中での二国関係」という側面が強くなったことを身をもって体験させられた。

江沢民電子工業部長が来日

 1985年5月、江沢民電子工業部長が中国電子工業代表団を率いて来日した。私は10日間全面随行した。代表団は超LSIを製造する東芝の大分工場や、キヤノンの半導体製造機器工場等を精力的に視察した。また同年3月から9月まで開催されていた筑波科学万博を参観した。江部長はコンパニオンと楽しそうに英語で会話していた。

 視察旅行のバスの中での雑談中に、私が「黄浦江沿の港では上海の経済発展の需要を満たせない」と語った時、最前列の座席にいた江部長が、思わず後ろを振り返って私の方を見たことを思い出す。江部長はすでに異動の内示を受けていたのだろう、帰国後間もなく上海市長に転じた。帰国前に日本の印象を聞いたところ江部長は「日本の大企業には武士道精神が生きている」との感想を述べた。私は新渡戸稲造の「武士道」英文版を江市長に送った。

 改革開放の1978年に50億ドルであった日中貿易額は10年後の1988年には約4倍の193.3億ドルに拡大した。主要輸出商品は機械が第一位となり、次いで鉄鋼、化学工業品であった。主要輸入商品では繊維製品が第一位に上がり、次いで鉱物性燃料(原油)、油脂・食品であった。中国にとって日本は最大の貿易相手国であった。

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