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HOMEクルマ桃田健史の海外マーケットレポート > 【桃田健史の海外マーケットレポート】台湾のEV実証試験、2013年までに3000台を目指す

桃田健史の海外マーケットレポート

【桃田健史の海外マーケットレポート】台湾のEV実証試験、2013年までに3000台を目指す

  • 桃田健史=ジャーナリスト
  • 2012/05/29 17:51
  • 1/2ページ
図1◎台湾経済部の展示。左は裕隆汽車の「Luxgen」ブランドのEV
図1◎台湾経済部の展示。左は裕隆汽車の「Luxgen」ブランドのEV
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図2◎台湾のEV実証試験
図2◎台湾のEV実証試験
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図3◎台達電子の展示
図3◎台達電子の展示
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 2012年4月12~15日に「2012 EV TAIWAN(第2回台湾国際電動車展)」が開催された。現地で得た台湾におけるEV(電気自動車)の現実と今後の行方についてまとめて紹介しよう。

 まず、台湾の経済部と各自治体が連携して実施しているEV実証試験の詳細が明らかになった。台湾全土で2013年までに3000台のEVを導入する計画で、台湾貿易発展協会(日本のJETROに相当)の機械化学産業分野・市場開拓担当のZoe Yeh氏が、実証試験の進捗状況について詳細を語った。

 台中市は10台の警察車両を含む64台を導入する。またレンタカー会社の台湾Car Plus Leasing社が民間企業向けに36台を導入する。導入するのは台湾の自動車メーカーである裕隆汽車の高級ブランド「Luxgen」のミニバンEVと、日産自動車のEV「リーフ」である。民間企業向けの優遇措置として、車輌登録時の税金免除、市内数カ所の駐車場の無料使用、そして屋外充電器の無料使用などを用意する。充電インフラについては、交流240Vの充電ステーションを合計161カ所建設する。そして2013年からは個人向けとして購入奨励金制度を設け、EVの普及を加速させる方針だ。

 台湾最大の都市である台北市では、同市北部の桃園地域を含んだ広い地域で実証試験をする。主体となるのは、台中市と同様にCar Plus Leasing社のレンタカー事業である。導入車種は、リーフと裕隆汽車の入門車種「TOBE」のEVで合計100台を導入する。充電インフラについては、交流240Vの充電ステーションを100基設置する。また桃園地域では、立凱電能科技による電池交換型EVバスの実証試験が今年初めから開始された(関連記事)。

 台南市では、官民での使用と市内の商用シャトル便としてLuxgenブランドのEVを200台導入する。充電インフラは、交流240Vの充電ステーション200基を設置する。このほか、台湾南部の高雄市でも市内交通と観光目的として102台(車種は未公開)を導入する計画だ。

 実証試験でどのような急速充電器を使うかについては「現在、検討中」(Yeah氏)としている。2011年に台中市の公的機関ARTC(車輌研究測試中心)を取材したが、10月に開設した試験車両向けの充電施設ではCHAdeMO方式のみを設置していた。担当者は「世界各地で規格標準化に対応するため、今後は各種の急速充電器を設置することも考えられる」と語っていた。

 ARTCではSAE(米自動車技術会)やCATRC(中国汽車技術研究中心)と定常的に情報交換をしており、台湾を世界市場における“EV開発の中心地”にしたいと考えている。このため、EV実証試験では世界市場で急速充電方式としてどの方式が普及するかを見守っている。Luxgen EVの開発担当者はEV台湾で、「急速充電への対応は、市場動向を見ながら決めたい。コンボコネクタを使う方式も当然考慮するが、欧州のタイプ3の今後の展開も気になる」と語った。

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