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電気化学工業の接着剤「TEMPLOC」増産と、カバー・ガラス一体型タッチ・パネル市場

大井 祥子=DisplaySearch
2012/05/16 10:00
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 電気化学工業は同社の接着剤「TEMPLOC(テンプロック)」を増産し、2015年度には同事業の売り上げを2011年度の10倍の50億円に伸ばすことを目指す。まず約10億円を投資し、2013年春までに生産能力を現在の2倍の400トンに引き上げる。同社はTEMPLOCの販売に加え、同接着剤を使用したガラスの切断処理もタッチ・パネル・メーカーなどから受注している。この処理能力も増強し、2012年末までに協力会社分も含めて月産200万枚の体制を構築する。また顧客にも加工技術を提供していく。

 TEMPLOCは短時間のUV照射により硬化する熱可塑性の樹脂で、温水によって剥離することができる(図1)。用途はガラスの切断、研磨や表面の保護などで、特にシート・タイプ(図2下)のカバー・ガラス一体型タッチ・パネルの生産に有効である。また、Siウエハーのスライスに用いる台や、ピース・タイプ(図2上)のカバー・ガラス一体型タッチ・パネルへの応用も見込まれる(ピース・タイプは、セル・タイプとも呼ばれる)。

 TEMPLOCは既に実用化されており、国内の携帯機器に採用されている。さらに、台湾・中国・韓国など海外のカバー・ガラス一体型タッチ・パネルの生産を目指す企業からも引き合いがあるという。

図1 接着剤「TEMPLOC」の使用例
出典:電気化学工業
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 下記にカバー・ガラス一体型の製造方法の数例を挙げる。先述のシート・タイプとピース・タイプに大別される (図2、図3)。

図2 カバー・ガラス一体型の生産方法(1)
出典:NPD DisplaySearch
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図3 カバー・ガラス一体型の生産方法(2)
出典:NPD DisplaySearch
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