• BPnet
  • ビジネス
  • PC
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
技術経営 技術者が知っておきたい経営と市場の最新情報
 

GoogleやFacebookがハードに進出する時代とは

新分野に挑戦し続ける者が生き残る

竹内 健=中央大学 理工学部教授
2012/05/14 08:00
1/2ページ

 エルピーダメモリの倒産やパナソニック、ソニー、シャープ、NECなどの巨額赤字。エレクトロニクス業界は大企業といえども安泰ではありません。会社が倒産しなくとも、三洋電機のように大企業が買収されたり、事業部門が売却されることは珍しくなくなりました。

 会社や事業の生き残りが厳しいことに加えて、たとえ組織が存続しても、エンジニア個人が生き残ることがますます厳しくなっています。というのも、産業構造でさえも急激に変わってきているからです。

 市場が急成長しているクラウドデータセンター事業では、GoogleやFacebookといった、データセンター事業者がサーバーやストレージといったハードウエアの仕様を決めるようになりました。データセンター事業者は従来はサービスと、サービスを実現するためのソフトウエアの開発に特化していました。

 ところが、「ビッグデータ」と言われるように、インターネット上を行き交うデータが膨大になるにつれ、データセンターの性能や電力効率を上げるには、ソフトウエアだけでなく、ソフトからハードの全体の最適化が必要になってきているのです。

 データセンター事業者がCPUベンダやSSDベンダなど、半導体ベンダと直接取引をするようになりました。その結果、EMCやHP、Dellといったストレージシステムやサーバーシステムを提供してきたベンダが「中抜き」され、業界そのものが、厳しい状況に追い込まれつつあるのです。

 ビジネスモデルの転換により、エンジニアの仕事が減ってしまうケースもあります。最先端の微細加工技術を開発する企業は、日本ではフラッシュ・メモリの東芝(と倒産したDRAMのエルピーダメモリ)だけになりました。

 CPU、システムLSIやマイコンを製造する、ロジックLSIメーカーは最先端の微細加工技術を開発することをやめました。「ファブライト」「ファブレス」のように、製品の設計と販売に集中し、最先端品の製造はTSMCやGLOBALFOUNDRIESなど、海外の企業に委託するようになりました。その結果、日本国内では半導体のデバイス・プロセス技術者の仕事が急激に減ってしまいました。

 半導体の回路設計者も、うかうかしていられません。設計CAD技術の急速な進化、中国やベトナムなど新興国のエンジニアの急激なスキルアップにより、多くの仕事がコンピュータで代替されたり、新興国にアウトソースされてきています。デジタル回路の設計がその典型例でしょう。

【技術者塾】(2/22-23開催)
自動車のモジュール化 2日間実践セミナー

~演習主体で実践力を体得~


モジュラーデザインの第一人者・日野三十四氏による、自動車(自動車部品含む)に特化したモジュール化セミナーです。自動車の事例やテンプレートを基に、演習主体で学びます。設計手順書の作り方とモジュール化の実践的な進め方を習得できます。 詳細は、こちら
日時:2016年2月22、23日 10:00~17:00(両日とも)
会場:Learning Square新橋
主催:日経Automotive
印刷用ページ
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾
  • スポーツイノベイターズオンライン

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング